簿記3級独学のコツ 簿記3級がさっぱりわからない人向けのWEB講座第16回

簿記3級がさっぱりわからないけど?

東京都江戸川区で女性限定簿記講座を開催しているおおきFP事務所です。

簿記を独学で学んでみたものの、さっぱりわからないというお声をボチボチいただきます。

そこで、WEB上でそんなお悩みを解決できたらいいなと思います。

まずは簿記アレルギーにかからずに、仕組みに慣れることが簿記学習のコツだと思っています。

多少無理ある雑な解説になる個所もありますが、この講義でざっくりと身に付けてテキストに戻ってしっかりと学習されるといいでしょう。

 

ご注意
大変申し訳ありませんが、当WEB講義内容についてご質問や疑問をいただいてもお答えすることはできません。
完全スルーいたしますのでご承知おきください。
誤字脱字などを発見した場合のご指摘連絡も無用です。
個人的にほくそえんでください。

 

 

 

簿記3級・いまさらですが現金を学びましょう

第16回講義まで簿記3級最強ルールを使って仕訳を学んできました。

現金を中心に考えてきましたが、そもそも現金って何を指しているのでしょうか。

今回は、現金を学んでいきましょう。

簿記3級・現金の範囲

簿記3級で学ぶで現金といえば、次のものを指します。

 

私たちが日常使用している硬貨や紙幣

郵便為替証書(定額小為替など)

他人振出小切手

 

など

郵便為替証書ってなに?

郵便為替証書って、あまり聞かないですよね。

送金に使う野球などの入場チケットのような形状をしたものです。

手数料を支払って郵便局で購入します。

最近はめっきり使わなくなっていると認識していたら、先日郵便小為替500円分を送付という要求に合いまして購入してきました。

個人的には振込みじゃだめですか?と思いますが、どうなのでしょう。

これを読んでいる人が昭和生まれでなければ通じなさそうですが、昭和の女子向け月間漫画(なかよし、ちゃお、フレンドなど)の全員プレゼントは郵便小為替の送付でした。

プレゼントという名目ですが、今思えば購入でしたね。

他人振出小切手ってなに?

他人振出小切手という言葉も聞きなれないかと思います。

他人振出小切手というものがあるわけではなく、自分以外の誰かからもらった小切手を指します。

ここで、そもそも小切手ってなに?ですよね。

これも昭和で申し訳ないのですが、ドラマで野球などの入場チケット形状の紙に金額を書いて渡しているシーンを見たことありませんか?

あれが小切手です。

Aさんが小切手に自分の名前と金額を書いて印鑑押してBさんに渡したとします。

(これを小切手を振り出すといいます)

Bさんはその小切手を銀行に持っていくと現金と交換(換金)できます。

小切手とは、Aさんが私の当座預金口座から小切手を持ってきたBさんにお金を払ってねと銀行にお願いするものです。

Aさんが振り出してBさんへ渡しますから、Bさんは自分以外の誰かからもらった小切手(他人振出小切手)になります。

Bさんは小切手を銀行ですぐに換金できるため「現金」という勘定科目を使って簿記上処理をしていきます。

※今回はBさん側の処理を学んでいます。

小切手を振り出すAさんの処理は預金の講義で学びます。

簿記3級・現金過不足を学ぶ

さて、レジなど現金を扱う仕事(バイト)をした経験はありますか?

私が居酒屋さんでバイトしていた時のことです。

理論上あり得ないのですが、なぜか毎日レジの売上とレジの中にある実際の現金が一致しません。

数円単位から数百円くらい。

多い時もあれば少ない時もあります。

売上と現金を一致させなければ、仕事は終わらず帰ることはできません。

そこで、バイトさんたちはレジのそばに小銭入れを置きました。

日々の現金の過不足を小銭入れで調整することにしたのです。

多かった日は小銭入れに余った分を入れて、足りない日は小銭入れから出して売上と一致させます。

最近のレジはお釣りがぴったりと出てくる仕様ですから、こういう悩みはないかもしれませんね。

いまから学んでいくのは、現金と帳簿が合わない場合の処理です。

帳簿と現金が合わない!ということは(なぜか)あります。

簿記3級・現金過不足の現金足りないバージョン

帳簿と手許の現金が合わないケースを学んでいきます。

帳簿はまだ学習していませんが、仕訳をしたものをすべて記入するノートのことです。

例えばノート(帳簿)には現金が100円あると記載されているのに、手許の現金が90円しかない。

100円と90円では一致しませんね。

帳簿と手許の現金が合わないケースは次の二通りです。

 

帳簿100円で手許の現金が90円のケース

帳簿100円で手許の現金が110円のケース

 

まずは帳簿100円で手許の現金が90円のケース(現金足りないバージョン)を仕訳で見ていきましょう。

 

帳簿100円、手許の現金が90円だったという場合は、現金が10円どこかに消えちゃっていますよね。

そこで、10円なぜかない!という内容の仕訳を行います。

現金10円を支払ったけど、なんで払ったかわからないという仕訳です。

「現金過不足」勘定を使います。

 

(左側)現金過不足10 (右側)現金10

 


後日、原因がわかったら、正しく修正をしていきます。

例えば、通信費として10円支払っていたことを忘れていたとします。

現金が足りない原因は通信費の支払いですから、仕訳は次の通りです。

 

(左側)通信費10(右側)現金過不足10

 

なんで払ったかわからないという内容は不要なので、現金過不足勘定は消します。

わかりやすいように仕訳を近づけて確認してみますね。

 

(左側)現金過不足10 (右側)現金10

(左側)通信費10(右側)現金過不足10

 

現金10円を払った理由は通信費だという内容の仕訳になりましたね。

簿記3級・現金過不足の現金多いバージョン

次に帳簿よりも手許の現金が多いバージョンを学びましょう。

帳簿100円で手許の現金が110円のケースです。

この場合は、なぜか10円現金が多いという意味を表す「現金過不足」勘定を使います。

あれ?さっきと同じ?と思った人は素晴らしいです。

そう、同じ勘定科目です。

現金が 過(多い)OR 不足(少ない)と、多くても少なくても使える便利な勘定科目です。

では、多いケースの仕訳を確認しましょう。

帳簿100円で手許の現金が110円でした。

帳簿より手許の現金が多いということは、何かでもらったけど仕訳を行っていないわけです。

そこで、現金10円もらってるけど、なんでだかわからないという内容の仕訳を行います。

 

 

(左側)現金10(右側)現金過不足10

 

原因が分かったら、正しく仕訳を修正します。

現金をもらった理由が商品を売り上げた代金としましょうか。

 

(左側)現金過不足10(右側)売上10

 

少しこんがらがる論点です。

大丈夫でしょうか。

帳簿と手許現金が合わないときは、手許現金に合わせて帳簿を修正していくと抑えてください。

本日はここまで!

お疲れさまでした。

 

簿記3級独学のコツ第17回簿記3級WEB講義はこちらからどうぞ
2020年4月21日アップ予定です。

簿記3級がさっぱりわからない人向けのWEB講座第17回

 

簿記3級第16回WEB講義(読み飛ばしてOK)後日ゆっくり読んでください

通貨代用証券

他人振出小切手や郵便為替証書など換金しやすいものを通貨代用証券といいます。

現金化しやすいので、簿記上現金として捉えます。

ネット検索していると配当金領収書や有価証券利息の記載があるかもしれません。

有価証券利息、受取配当金という勘定科目を使用しての仕訳は3級の範囲から2級へ移動しました。

現金過不足

現金過不足は資産、負債、収益、費用、純資産の5つのグループに属しない勘定科目です。

日商の標準・許容勘定科目表ではその他欄に記載されています。

現金が足りない時のとりあえず会計処理を進めるための勘定科目ですから、決算時には雑益、雑損勘定に振り替えて消去します。

この手続きは決算の説明で学びますから、今は期中の処理だけ抑えておいてもらえれば十分です。