銀行口座を3つに分ける貯金上手のテクニック

家計管理用の銀行口座は3つ用意する

家計簿歴(もうすぐ)37年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)おおきです。

家計簿のお悩みをたくさんいただきます。

家計簿を拝見していると、お金の導線が複雑である家計は貯まらないという特徴があります。

ご自身でもお金の流れがさっぱりわからず。。。。。

そこで、今回は、口座を利用してお金の流れをすっきりさせる管理法をご紹介していきます。

YouTube動画配信しています

このページの内容はYouTube動画でもご覧いただけます

簡単に貯まる口座テク

準備するのは3つの家計用銀行口座 

 

超・家計簿術
口座の使い方はこちらでもご紹介しています。
ぜひご活用ください。


※画像クリックでアマゾンサイトへ移動します

最近は銀行口座の開設が厳しくなっていますので、今お持ちの口座で構いません。

家計管理をするための次のように口座を3つ用意してください。

 

▶生活費口座

▶POOL口座

▶貯金口座


一つ一つみていきましょう。

 

 

生活費口座

生活費口座は、給料の振りこみ口座です。

給料が振り込まれて、そこから各種の引き落としを行う役割になります。

家賃や住宅ローンの返済、水道光熱費などの生活費の口座引き落としはこの口座にまとめてしまいましょう。

特に理由もなく、引き落とし口座を複数使っているケースをみかけます。

現金を移動しなくてはならないので、管理が面倒です。

生活費のお金は一つにまとめておきましょう。

 

POOL口座

POOL口座は、特別費などを一時的に置いておく口座です。

クッション口座とも言われています。

中短期的に必要となる資金を置いておく場所です。

特別費など予算を立てて、資金を別途確保しておく費目の管理に使います。

この口座を置くことにより、「予算」という概念が活きてきます。

POOL口座を置くことにより、急な特別費で今月の家計が苦しという状態を無くすことができます。

この特別費の使い方は当サイト内の下記ページをご活用いただくか、YouTube動画をご活用ください。

 

特別費の管理にPOOL口座を使うPOOL口座を上手に使うと臨時出費などで家計が圧迫されなくなりますよ。

◆貯金できない人がやってしまうマズイ家計簿の書き方は家計を狂わせる

 

POOL口座のメリットは心の安定

このPOOL口座を作ることのメリットは大変大きく、生活費から捻出できない結婚祝いなどの特別費を貯金取り崩すことなく賄うことが可能になります。

特別費の使い方は下記のページも参考にしてください。

特別費の管理にPOOL口座を使うPOOL口座は特別費などを管理します。

特別費の家計簿への書き方のコツをマスターする

 

そのため、想定外な支出による資金不足が起きないようコントロールでき、ダイレクトに貯金口座から貯金を引き出すリスクが軽減されます。

貯金を取り崩すときの心の不安は大変大きなものです。

貯金を取り崩すことによる罪悪感を持つ人も少なくありません。

貯金口座に手を付けなくていいようにしっかりと予算立てして、POOL口座を防波堤として使っていきましょう。

貯金口座

最後に、貯金口座です。

先取り貯金のほか、目的のない貯金もここに預け入れておきます。

長期的な資金の確保場所です。

長期的な資金ですから、普段は入金のみ行います。

その他の家計口座

基本は上記3つの口座で家計運営をしていきます。

ご家庭によっては、子供名義の口座があってもいいでしょう

子供名義の貯金は引き出しにくいものです。

クレジットカードを使用する家計は、クレジットカード専用の口座を作っても便利です。

生活費口座からクレジットカードの引き落としを行うと、残高不足を生じる可能性や生活費に食い込む恐れが生じます。

クレジットカードを利用するたびに現金を取り置いておき、クレジットカード専用の口座へ入金するとわかりやすく管理できます。

貯金目的の種類ごとに口座を分けている人もいます。

最近は口座を作りにくくなったこともあり、なかなか複数口座で管理することが難しくなりました。

とはいえ、手持ちの口座で複数の口座分けする場合もあるでしょう。

あまりに複数口座になると管理しきれなくなりますので、その辺の注意は必要になります。

口座の使い方をご紹介しましたが、家計管理そのものを学びたいと思われる方は、下記の家計簿講座をご活用いただくことをおススメします。

貯金のできる家計設計を一通り学ぶことができます。

 

家計簿の基本が学べます!
家計簿が苦手な人やお金が貯まらない人向け
すぐに役立つ家計簿・家計管理の基礎知識
家計簿は習う時代です。家計簿を学ぶ基本講座

 

 

この記事を書いた人

FPおおき
1級ファイナンシャルプランニング技能士
家計簿歴36年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)
新聞雑誌などメディア掲載多数