へそくりを商品券で作る家計簿の記帳方法
商品券を使用した場合の家計簿記入
家計簿歴(もうすぐ)35年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)おおきです。
家計簿のお悩みをたくさんいただきます。
キャッシュレス化とはいえ、まだまだ存在感を示しているのが商品券。
ここ江戸川区でも区の商品券販売時は行列ができています。
そんな商品券を使用したとき、どのように家計簿記帳したらいいのか?
今回は、商品券をテーマに家計簿記帳を考えていきましょう。
目 次
商品券を購入したケースといただいたケースがある
商品券と家計簿の関係には2種類のケースが生じます。
商品券を自身で購入した場合と、いただいた場合。
どちらにしても、家計簿記帳を迷うということは、家計管理のマニアか、真面目な人かのどちらかでしょう。
結論から言えば、いただいた商品券や図書カードなどのケースは、数万円、数十万円単位でなければ一切気にしなくていいと思います。
要は、家計に大きな影響を与えるものでなければ、度外視で良いということです。
頂き物ですから、楽しく使えばいいじゃないですか。
って、感じじゃだめですかね?
もう一方、自身で購入した場合は、家計のお金が減ってますから記帳しないわけにはいきませんね。
まあ、どちらのケースにしても記帳することによって、へそくりを生み出すことが可能です。
以下、その理由を解説していきますが、簿記的解説部分は適当に飛ばしてくださって構いません。
商品券の家計簿上の取り扱い
では、商品券の家計簿記入方法を見ていきましょう。
まずは商品券をいただいたケースから。
先述した通りもらった事実も購入した事実も記入せずでいでしょう。
それでは正確性が保てない!
どうしても記入したいという場合に以下ご参考にしてください。
商品券等をもらったときに、その金額同等額を臨時収入として家計簿に記載します。
現金をもらったと仮定するわけです。
商品券等で、買い物をしたときは、その金額を現金で支出したとして家計簿に記入します。
現金として仮定して家計簿に計上すればいいわけです。
まあ、この辺は問題ないと思います。
収入を計上しないと利益が生じる
商品券をいただいたときに収入として計上し、使用したときに支出として計上すれば整合性は取れます。
しかし、これではへそくりは生まれません。
へそくりを作り出すには、いただいた商品券を収入として計上せずに支出だけ計上します。
現金を出さずに商品購入するわけですから、その分の現金が手許に余るわけです。
商品券を購入したケース
商品券を購入した場合はどうでしょうか。
わが江戸川区でも地元商店で使用できるプレミアム商品券の販売があります。
販売のたびに行列ができているので、相当数の需要があるようです。
と、いうのも、現金2万円で2万5千円分の商品券が購入できるからです。
※購入したい時期の正確なプレミアムについては江戸川区HPなどを必ずご確認ください
25%のプレミアムが付くとなれば、まあ、大きいですよね。
ちょっと、簿記的に商品券の購入と使用の流れを見てみましょう。
簿記的に考えてみる
仮に現金2万円で、2万5千円の商品券が購入できるとします。
購入時に現金2万円が支出計上されます。
収入計上が2万5千円です。
地域の商品券は使用期限が短いので、早いうちに使用することになります。
今回は商品券購入と使用が同月と仮定しましょう。
食品を購入したとして、購入時に2万5千円の支出が計上されます。
現金2万円で食品を購入し、差額5千円は利益計上。
この仕訳部分は読み飛ばしてOK
簿記的に仕訳けすると次のような形になりますよね。
(商品券を購入したとき)
儲け 5,000
(商品券で食品を購入したとき)
(仕訳をまとめると)
儲け 5,000
ん?
家計の利益計上って?
ということで、この差額の5千円がへそくりになります。
へそくりができる
まあ、現金が浮けばその分のお金が家帳簿上余るというのは当然ですけど。
貯蓄してもいいでしょうし、家族のレジャーに充ててもいいでしょうね。
とはいえ、意識していないと、商品券を使用して得した分の恩恵はどこかに埋もれてしまいがち。
コツコツ行うとまとまった金額になるかもしれません。
贈答品も同じように考えるとへそくりができる
ちなみに、贈答品をいただいた時も考え方は同じです。
お菓子セットや野菜などをいただいて、家計簿にどうつければいいの?という質問は結構多いものです。
個人的には家計簿記帳など気にせずに美味しくいただいてください。と、思うのですけど。

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