赤字家計で夜も眠れないほど悩んでいます  【家計管理のお話し】

お金の不安は心を痛めます。
不安が大きくなると、いつでもお金のことを考えてしまいます。
支払いができるだろうか。
食費は足りるだろうか。
このような悩みを常時抱くことにより、夜に眠れなくなってしまうのです。

弊所の相談者さんたちにも多く見られる現象です。
「夜眠れなかったんです」
全ては、お金のない不安からです。

弊所の年間顧問契約は、一定の年収以上世帯です。
いわゆる富裕層に該当する世帯。
そのような世帯でも起こりうるお金のない不安。

お金のない不安を解消するにはお金しかありません。
生活のお金を少なくとも収支トントンで回せる家計設計が必要になります。
支払いに追われない家計。
手許現金のない恐怖のない家計。

そこで、家計を改善していくことになります。

お金のない不安を訴える人の多くは、家計設計が上手く行われていません。
収入の範囲で支出を組み立てていないのです。
家計管理の基本は、収入の範囲内で将来の貯蓄を含めた支出を賄うことです。
収入の範囲に支出が収まっていないのであれば、それは身の丈以上の生活だということです。

ここをしっかりと確認してほしいと思います。
身の丈以上の生活になっているのに、気が付かない人が多いからです。

どの支出が見直し項目なのか。
これは、各人が決めていくことです。
週末しか乗らない車でも、どうしても手放したくないのであれば、マイホームをあきらめるなど、
支出項目への配分は、自由に行えばいいのです。

ここで、間違えてほしくないのは、収入を増やす方向で解決しないことです。
もちろん収入を増やすことは大事な家計改善策の一つです。
しかし、現在赤字家計でそれを補うための収入増は問題の根本的な解決にはなりません。

家計を組みなおしてから、収入増を考えましょう。
順番を間違えると、家計の組みなおしがなあなあになりがちです。

例えばこのような感じ。
車を手放すかどうかの判断の時に、パート代が入るなら保有できるでしょ。
と、収入増加分を現在の赤字に充てる行為です。
これは、収支トントンにするためだけの収入増になりかねません。

パート代を家計に入れる場合は、多くても半分にとどめておきたいところです。
子供がいる世帯であれば、年々支出は増えていきます。
家計にバッファーを作らなければ、あっという間に苦しい家計に戻ります。
支出ピーク時に耐えうる家計を設計しておくことが、安心につながるのです。
そのためには、現在がピーク時でなければ、収入全部で支出を目いっぱい配分しないほうがいいでしょう。

お金の不安は心を痛めます。
眠れなくなり、笑えなくなります。
改善が容易なうちに、早いうちに、取り組んでほしいと思います。