赤字家計が赤字から脱出できなくなる魔のサイクルは家計簿が救世主

赤字家計は益々赤字になる。逆の動きをしてしまう問題

赤字家計は家計簿をつけていない

赤字家計は家計簿をつけていない

弊所に来られる赤字家計は、100%のケースで家計簿をつけていません

何となく家計が苦しい。
貯金が底をついた。
借入の返済が大変。


このような状況の中、住宅ローンを見直したら家計は楽になるのでは?

生命保険料を減らしたらどうだろう?

と、ご相談にお越しになります。

家計を把握していないので、当然に家計の苦しい原因はわかりません。

食費等はすでに節約しているし、住宅ローンや生命保険料が問題なのだろうかと思われるようです。

家計の収支が不明では、家計の問題点はわかりません。

家計簿をつけていないと一口に言っても、家計簿記帳に関して実は2パターン見られます。

・一度も家計簿をつけたことがない人
・途中でやめてしまった人

 

コントロール不能に陥ると放棄する癖がある

両者とも赤字家計なのは間違いないのですが、大前提が大きく異なります。

それは、わが家が赤字か否かを把握しているかどうかです。

一度も家計簿をつけたことがない人は、赤字であるか否かも把握していない傾向があります。
(このケースは今回は触れません)

一方、家計簿の記帳をやめてしまったケースでは、赤字であることは把握されています。

簡単に言えば、赤字であるがゆえに記帳をやめてしまったのです。

家計簿記帳をやめてしまう原因として、家計が黒字から赤字へ転落したことがあげられます。

コントロール不能に陥っていくと、人は手放してしまう傾向があるようです。

マズいとは思いつつ、半ば投げやり状態へ。

ピンチだからこそ、一生懸命家計簿をつけ続けるのでは?と思われるかもしれませんが、人の心はその逆です。

赤字家計はダメですか?と聞かれることがありますが。。。
赤字を発生させないことの重要性

 

こんな経験はありませんでしょうか?

赤字家計こそ家計簿が必要

・毎日日記を書いていたのに、具合が悪くて数日書きそびれたのをきっかけに、そのままやめてしまった。

・丁寧に絵を作り上げてきたのに、運悪く一カ所修正の利かない汚れがついてしまって、他の部分もぐちゃぐちゃに塗りつぶした。

・大事にしていた自転車に傷がついてしまって以来、扱いが雑になった。


まあ、あげていくときりがなく、なんとなくニュアンスは伝わりますでしょうか。

いままで、家計簿をつけてきた人が家計簿をやめてしまう。

赤字続きの家計になったことが引き金となる人は少なくないでしょう。

そのため、このタイプの人はわが家の家計が黒字か赤字かは、把握しています。

まあ、赤字なのですけどね。

それと、赤字額を把握しているか否かは別の問題です。

赤字家計で家計簿をつけるのは辛い

確かに、赤字の家計簿をつけるのは辛い作業です。

赤字が見え始める第3週目あたりからテンションが下がり始めます。

ようくわかります。

しかし、家計の全体像を把握しないと改善策が見えません

今まで家計簿をつけていて、赤字転落をきっかけにやめてしまった人は、いま一度家計簿生活を始めてみませんか。

家計簿なしの生活では、家計が楽になる可能性は極めて低いと言えます。

赤字が積み重なる危険が非常に高いのです。

脱出するには、もともと黒字であったときの家計リズムを家計簿つけて管理する習慣を取り戻すことがベターです。

貯蓄が底をつくのは時間の問題

状態が悪いとますます悪くなる方向に人は動いてしまいがちです。

家計管理の放棄(家計簿をつけない、赤字額を把握しない)で、あっという間に貯蓄が底をつき自転車操業に陥ります。

これは、大袈裟ではありません

赤字が続くと、当然ながら累積赤字が増えていきます。

お金が足りない現象が赤字ですから、どこかからお金を持ってこなければなりませんよね。

貯蓄があるうちは貯蓄を取り崩すでしょう。

貯蓄額にもよりますが、取り崩していればいつかは貯蓄はなくなります。

貯蓄が無くなってしまったらどこから足りない分のお金を持ってきますか?

一度貯金を取り崩すとズルズルなくなる恐怖
貯金を取り崩さない!このハードルを越えないうちに

 

取り崩した貯蓄を補填している勘違い

赤字家計なのに危機感の薄い人の特徴として、補填思考があります。

A銀行の貯金を引き出したけど、臨時収入が入ったら補填しよう。

こんな感覚。

実際に多いのは、児童手当での穴埋め。

児童手当が入金されると、引き出した分をA銀行へ移し替えています。

児童手当を使用多分の補填はボーナスや臨時収入を見込んでいたりします。

補填しているから大丈夫。

こんな思考に陥っていたら要注意です。

これ、補填ではありませんよ。

冷静になってくださいね。

家計赤字の月額を把握する

赤字家計が長く続き貯蓄が目減りしだすと、目先の支払いに追われ家計のコントロールどころか冷静な判断はできなくなります。

マズイ状態です。

こうなるとなかなか自分では赤字家計の改善ができなくなってしまいます。

そうなる前に、まずは、毎月の赤字額を把握しましょう。

費目分類はどうでもいいです。

簡単でいいので、全ての支出を書き出してください。

いくら毎月使っているのか?

収入に対してどのくらいマイナスが出ているのか?

きちんと把握しましょう。

そのためには、やめてしまった家計簿を再度つけ始める必要があります。

家計簿は赤字家計脱出の重要なアイテムです。

ご縁があってこのページを読まれた人が、家計簿生活復活し、赤字家計脱出するきっかけになれば幸いです。

 

家計管理手法など詳細は拙著【超・家計簿術】を参照ください。