家計簿は週1回3分の記帳。簡単だから初心者でも続く・貯まる
家計簿を続けるコツは毎日書かかないこと
家計簿歴35年になった家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)おおきです。
家計簿のお悩みをたくさんいただきます。
家計簿がつらくなる原因として、毎日書かないといけないという呪縛があります。
家計簿が続かない人は不要な手間をかけている可能性が高いです。
今回は、挫折しないための家計簿を書く頻度について考えていきたいと思います。
家計簿は毎日つけるもの。
そんなイメージがありますよね。
毎日行うとなると、かなりのモチベーションが必要です。
しかし、実際は、毎日記帳する必要はありません。
これは、家計簿の目的を考えれば断言できます。
その理由を今から紹介していきましょう。
家計簿を学ぶ基本講座
家計簿を続けるコツは書く目的を明確にする
家計簿をつける目的は、予算の範囲内で支出が賄えているか確認することです。
月の適正なやりくり費を算出できたら、その範囲内で支出が賄えているかどうか検証するだけです。
適正なやりくり費を設定しても、記帳しないと面白いほど予算をオーバーしてしまいます。
これは、家計簿歴35年の私でも同じです。
そのため、私自身の家計簿はメモ書きですが、週に1回2分、3程度レシートを集計して支出合計をメモしています。
使った金額を意識しているか否かの差は大きいものです。
この考え方が身に付くと家計簿記帳は楽になる!
レシートが少したまったら、合計額を書くだけ。
家計簿記入はこれで十分だと思います。
コントロールする費目は、食費、日用品費、その他だけ。
このような家計管理に適した家計簿を弊所の相談者さんにはお渡ししています。
見本を載せておきますね。
※朝日新聞家計ボーエイ隊(2014年)にご提供したものです。
※家計簿の著作権は一般社団法人家計管理推進協会に帰属しています。
ご自身の家計管理にのみご利用ください。
家計簿を続けるコツは一週間に一度は家計簿に書くこと
家計簿は毎日つけても一日おきでも、自分の生活のペースに合わせて記入すればいいでしょう。
しかし、最長でも1週間を限度にしておいた方がいいですね。
なぜなら、レシートをためればためるほど、面倒くさくなりますから。
束になったレシートは見るだけでもうんざりします。
これを日付順にならべて、費目ごとに分けて・・・・・・・・
考えただけでも、嫌になりますね。
こまめに記入出来れば、それが一番。
なぜなら、ささっと、ものの数分もかからず終える事が出来ますから。
毎日書かなくても大丈夫ですが、1週間くらいを目安に自分なりの書くペースを決めてしまうといいですね。
レシートをためがちな人は下記ページもご参考にしてください。
レシートを管理する
◆たまったレシートを楽に集計して家計簿に書くコツ
家計簿を続けるコツは習慣に組み込むこと
初心者さんの場合は、家計簿を書く時間を仕組化して日常に組み込んでしまうことをおすすめします。
家計簿を後回しにする理由は、たいてい「忙しい」ですが、7日間168時間の中の2,3分であれば確保できますよね。
と思うのですが、これがみなさんかなりさぼりがち。
そこで、毎週月曜日に記入するとか、日曜日の夜に家計簿の時間と作るとか。
習慣になるまでは、意識的に行えるよう家計簿をつけるお約束の日を設定しておきましょう。
家計簿は習慣になると楽になる
家計簿が続かないと悩んでいた弊所のある相談者さんの例をご紹介しますね。
家計簿を記帳して、その結果を弊所へ報告するといういわば強制下に身を置いたら、続くようになったそうです。
半年過ぎたあたりから、家計が楽になるなど結果が出始めたこともあって、記帳しないと自分が落ち着かなくなったとか。
習慣化できるまでは、強制的圧力を利用してもいいと思いますよ。
例えば、家族に家計簿生活を宣言するもいいですね。
習慣化できるまでは、何度か家計簿を挫折してしまうこともあるでしょう。
何度やめちゃってもOKです。
思い出したらリスタートしましょう。
完全に辞めてしまわないことが大事です。
家計簿の記帳をどのように生活に組み込んでいくのかは、ご自身の生活リズムや性格に合わせて決めてみて下さいね。