赤字家計は家計の流れがさっぱりわからない

絡んだ糸をほぐす作業からスタート

赤字家計の最大の問題点は、家計が把握できないことにあります。

ごっちゃごっちゃ。

これが的確な表現になるかと思います。

とにかく、色んな口座があって、カードがある。

あっちのお金とこっちのお金が行き来して、さっぱりわからない。

そんな絡み合った導線を整理整頓していくことからスタートするのが赤字家計改善の特徴です。

整理の仕方が分からない

家計の導線を整理するといっても、ご本人には整理の仕方がわかりません。

そう、わかればとっくに行っています。

赤字家計を見事に脱出できています。

とはいえ、同線の整理はそんなに難しいことはありません。

そこで、今回は家計導線の整理方法についてお伝えしていきましょう。

現状把握が大事

まずは、現在の家計を書き出してみましょう。

と、文字にすると数文字で簡単そうなんですけど、ここが一番大変です。

赤字家計の特徴として、家計の全体像がさっぱり見えないことが挙げられます。

先にお伝えしたように、不必要に煩雑複雑な家計を設計してしまっているからです。

理由のない複雑化

たとえば、このような感じです。

Aクレジットカードの引き落としはQ銀行。

Bクレジットカードの引き落としはH銀行。

Cクレジットカードの引き落としはF銀行。

お伺いすると、クレジットカードごとの引き落とし銀行が異なる明確な理由は、ほぼありません。

書き出していくうちにご本人も「なんでこんなことになっているのでしょうか?」 と、首をかしげます。

口座引き落としもある

クレジットカードではなく、口座引き落としでも同じようなケースが良くみられます。

ガス代はK銀行。

電気代はZ銀行。

住宅ローンはH銀行。

で、給料振込口座はP銀行。

なんで、こんなにバラバラ??

まあ、クレジットカードと同じく、特に理由はないというお答えがオーソドックスでしょう。


口座をまとめる

家計管理で使用する基本口座は3つです。

一つ目は生活費口座。

給料が振り込まれて、各種引き落としがされる口座です。

二つ目はPOOL口座。

この口座は資金の一時避難場所です。

近い将来使うようなお金を確保しておくために使います。

三つめは貯蓄口座。

この口座は貯蓄専用です。

入金専用口座。

中長期で使用するための貯蓄を行います。

そのほかに、クレジットカードを使用する家計であれば、4つ目のクレジットカード引き落とし専用口座を持つことをおすすめしています。

口座の整理

生活費口座にもろもろ集約してしまいましょう。

手続きなどが完了するまで少し時間がかかりますので、早めに行うこといいでしょう。

口座を減らすと、導線は当然なことながら整ってきます。

さらに、もう少し整えていきましょう。

クレジットカードの整理

複数枚のクレジットカードを所有する人が増えました。

しかし、クレジットカードをしっかりと自己のコントロール下に置けている人は極めてまれです。

特に赤字家計では。

家計管理の手法の一つとして、自己がコントロールできる範囲を把握し、その範囲で行うことをおすすめしています。

使用するクレジットカードは、一枚から始めていきましょう。

他のカードは整理してしまうといいですね。

クレジットカード会社への返済があるケース

返済がある場合は口座とカードの整理は慎重に行わなければなりません。

返済順序は試算して家計との絡みで考えていく必要があるためです。

この一手を間違うと、改善がかなり厳しくなるという繊細なケースを弊社ではよく手掛けます。

自己判断せずに、お近くの専門家に相談されることをおすすめします。

わが家のお金の流れを把握する大切さ

今回は、銀行口座、クレジットカードを中心に整理しました。

これだけでもかなり家計は見える化されたと思います。

洗い出す過程で、意識していない支払が確認できた、思っていたよりお金を使っているなど気づきもあったのではないでしょうか。

自分自身でコントロール不能となると、人はトライしなくなってしまいます。

考えることはかなり脳みそのエネルギーを使いますから、出来る限りやらない方向へ流れてしまうのですよね。

しかし、自分の姿を知らなければ改善策は立てられません。

赤字家計で悩んでいる人は、まずはここまでトライしてみてはいかがでしょうか。

※赤字額の大きな家計、貯金が底をついている家計などは、早急に専門家にご相談されることをおすすめします。