家計簿は毎日書かなくてもOK
家計簿は毎日つけるもの。
そんなイメージがありますよね。
毎日行うとなると、かなりのモチベーションが必要です。
しかし、実際は、毎日記帳する必要はありません。
これは、家計簿の目的を考えれば断言できます。
家計簿記帳の目的
家計簿をつける目的は、予算の範囲内で支出が賄えているか確認することです。
※家計設計に関しては、当サイトの記事を参照いただくか、体系的にまとめてある拙著「超・家計簿術」をご利用ください。
月の適正なやりくり費を算出できたら、その範囲内で支出しているかどうか把握するだけのメモ書きでも構わないのです。
メモ程度でも記入していないと、面白いほどてきめんに予算をオーバーします。
意識しているか否かの差でしょうかね。
実際、私の現在のやりくり費支出は封筒にメモ書きです。
レシートが少し貯まったら、合計額を書くだけ。
コントロールする費目は、食費、日用品費、その他だけですから、一枚の封筒でおさまります。
弊所の相談者さんには、家計簿シートをお渡ししています。
見本を載せておきますね。
※朝日新聞家計ボーエイ隊(2014年)にご提供したものです。
一週間に一度は記帳してほしい
家計簿は毎日つけても一日おきでも、自分の生活のペースに合わせて記入すればいいでしょう。
しかし、最長でも1週間を限度にしておいた方がいいですね。
なぜなら、レシートをためればためるほど、面倒くさくなりますから。
束になったレシートは見るだけでもうんざりします。
これを日付順にならべて、費目ごとに分けて・・・・・・・・
考えただけでも、嫌になりますね。
こまめに記入出来れば、それが一番。
なぜなら、ささっと、ものの数分もかからず終える事が出来ますから。
毎日書かなくても大丈夫ですが、自分なりの書くペースを決めてしまうといいですね。
習慣に組み込む
初心者さんの場合は、仕組化してしまうことをおすすめします。
毎週月曜日に記入するとか、日曜日の夜に家計簿の時間と作るとか。
習慣になるまでは、意識的に行わないと忘れちゃいます。
習慣になると楽になる
家計簿が続かないと悩んでいた弊所のある相談者さんの例をご紹介しますね。
家計簿を記帳して、その結果を弊所へ報告するといういわば強制下に身を置いたら、続くようになりました。
半年過ぎたあたりから、結果が出始めたこともあって、記帳しないと落ち着かなくなったそうです。
習慣化できるまでは、思い出した時に家計簿の記入をしてみてください。
何度辞めちゃってもOKです。
リスタートで構いません。
思い出したらやってみる。
完全に辞めてしまわないことが大事です。
家計簿の記帳をどのように生活に組み込んでいくのかは、ご自身の生活リズムや性格に合わせて決めてみて下さいね。