夏のボーナスで貯め家計を作る
夏のボーナスで貯め家計を作る
家計簿歴36年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)おおきです。
年収600万円以上世帯の赤字家計の改善をメイン業務としています。
これで家計が少し楽になる。
あの支払いも、この支払いも、ボーナスでなんとかなりそう。
ボーナスシーズンが来ると、ホッとされる方も多いと思います。
しかし、ボーナス時期にホッとするこの家計設計が実は家計の苦しい問題だったりします。
そこで、月の家計とボーナスを区分することの必要性とその方法をお伝えしていきます。
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家計簿を学ぶ基本講座
目 次
ボーナスをきっかけに家計の見直し
ボーナスを全額月の家計に投入して家計が回るという条件下の家計もあります。
家計の中身や家族構成等を拝見しないと何とも言えない部分ですので、一概にどうこうといえないテーマなのですが、今回の内容は参考にならない方も正直お伝えして、いるかと思います。
ただ、参考にならないタイプの家計で家計管理に悩まれているとしたら、お近くの家計相談を行っているFPに有料でご相談されることも一つの方法かと思います。
では、ボーナス時アルアルの悩みを確認して、その解決方法を一緒に探っていきましょう。
ボーナス時の家計のお悩みは3つ
ボーナス時によくあるお悩みは次の3つです。
ひとつづつさっと見ていきます。
ボーナスが支給されて少し経つと、もうボーナスが残り少なくなっていて、次のボーナスを心待ちにしてしまうケースです。
貯められない家計では、かなり多いタイプだと思います。
これは今回解決していきましょう。
ボーナスが支給されても家計は苦しい
ボーナス支給がされる前からすでにボーナスが支払いで抑えられているケースです。
固定資産税
火災保険料
車の税金
家電購入等のボーナス一括払い
ほぼ全額抑えられてしまっているケースもあります。
ボーナス出て外食一回できるかな?
このようなご家庭、意外と多いです。
これも今回解消していきましょう。
月の家計とボーナスは管理する口座を分ける
ボーナスが生活費の口座に入金されてそのままにしている方。
生活費を下ろしたり、ボーナスから支出をしたりとしているうちに、いくら残っているのかわからなくなってしまいます。
どっちのお金がいくら残ってる?
ボーナスが加算されて残高が大きくなってしまうと、なかなかコントロールが難しいとは思います。
このような管理をされている場合は、口座を3つに分けることをおすすめします。
ボーナスで毎月の赤字を補填
今回のお話しのポイントは、月の家計とボーナスの関係です。
家計タイプを大きくわけると2つに分かれます。
毎月の家計が黒字の家計と赤字の家計です。
この動画を視聴されている方は後者。
毎月の家計が赤字と仮定して進めていきます。
毎月の家計が赤字ですから、足りないお金をどこかから調達してきていますよね。
多くの場合は、貯金を取り崩して補填しつつ、ボーナス時でまとめて貯金へ戻す感じかなと思います。
全額補填している家計もあれば、一部補填の家計もありますね。
月の家計とボーナスを分けて黒字化する
どちらの家計でも同じなのですが、月の家計を黒字化することが大切になります。
毎月の収入では足りない。生活になっていますから、家計の設計そのものを考え直してみるといいと思います。
そのためには、いったん月の家計とボーナスをすっぱりと分けてしまうことをおすすめします。
この辺のお話しもすでに動画配信していますので、詳しくはそちらをご覧いただくとして、いまから月の家計とボーナスをどのように分けていくのか一緒に確認していきましょう。
家計設計でかなり重要な部分です。
しかし、誤解された家計設計を行っている方はかなり多く見受けられます。
家計支出を賄う財源を明確にする
月の家計とボーナスが混在すると家計の管理がやりにくくなります。
また、家計支出が膨れ上がる原因にもなります。
そこで、月の家計とボーナスを分けるのですが、分けるためには、ルールが必要となりますよね。
分けるためには、どの支出をどの収入で負担するかを決めることです。
ここが曖昧になっている家計は多いですよね。
同じ支出項目でも、月の家計のお金が足りないと、ボーナスから出したり。その時の状況によってまちまちな対応を行っていたりします。
ここをしっかりとルール化しておくと、家計の設計も管理も楽になって貯められる家計が出来上がっていきます。
先取り貯金は、貯金の色分けと共に行う
月の家計で負担させるとよい支出項目から見ていきます。
家計の余裕度によって異なりますが、今回は赤字家計を前提にしていますので、家計を再設計する手順はまず、先取り貯金を組み込みました。
この先取り貯金は注意が必要でしたね。
誤解されている方が大変多いです。
適当な金額ではなく、適正な目的金額で行いました。
細かい話ですけど、ボーナス併用で貯めていく方法も見てきましたね。
そのためには、貯金を色分けしていくことも大事でした。
次に家計設計で大事だったことは、年払い支出を特別費の区別でした。
これも誤解されている方が多い部分ですね。
ここをすっきりさせると、家計管理はグンと楽になります。
年払い支出は月の家計へ組み込みました。
誤解の多い家計項目である特別費を攻略する
家計の余裕度で異なりますが、特別費。
ボーナスへ負担させましたよね。
ボーナスの予算立てをするときに、この特別費部分を意識してもらえると、お金が足りない現象から解放されていきます。
とはいえ、ボーナスの予算分けでボーナス支給額の全額を予算割り振りすることはおすすめしません。
バッファーを作ることをおすすめします。
これは、家計に弾力性がないと、ボーナス支給金額の減少など万が一の時に家計が行き詰っってしまう恐れがあるからです。
なにかのときにそれを吸収できる余裕分を作っておくと、家計は安心して運営していくことができます。
個人的にはボーナス手取り額の1/2をバッファーにすることをおすすめしています。
この辺の割合はご自身の家計と向き合って調整いただければと思います。
ボーナス時期は家計を見直すチャンス
ボーナス時はそのお金の使い道に気がとられてしまいがちです。
しかし、このようなきっかけは家計を見直すチャンスです。
ぜひ家計設計を再度見直して、安心できる家計を作っていただけたらと思います。