家計簿初心者にFPおすすめの家計簿はこれ!

初心者におすすめの家計簿は市販の家計簿か自作家計簿か

家計簿歴(もうすぐ)37年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)おおきです。

家計簿のお悩みをたくさんいただきます。

その中でも、「おすすめめの家計簿を教えてください」という家計簿の選び方のご質問を多くいただきます。

そこで、今回は家計簿初心者さんに適した手書きの家計簿の書き方と選び方をご紹介します。

 

 

 

家計簿の種類から確認

まずは、手書きの家計簿の種類から確認しておきましょう。

手書きの家計簿は大きく2つに分かれます。

▶市販の家計簿
▶自作の家計簿(大学ノートなど)

さらに、市販の家計簿はタイプ別に3つに分けられます。

▶一般的な家計簿
▶袋分け家計簿
▶レシート貼るだけ家計簿

今回取り上げていくのは、市販の家計簿の中の「一般的な家計簿」と自作の家計簿です。

 

 

自作の家計簿は上級者コース

結論から先にお伝えすると、自作の家計簿(ノート家計簿と呼ばれたりしています)は、実は上級者アイテムです。

大学ノートを利用した自作の家計簿は、アレンジがきいて自由設計度が高いため、初心者さんが取り組みやすく感じるようです。

しかし、それは大きな勘違いです。

なぜなら、自分で一から家計簿を作るということは、家計の流れを把握しているからこそ作れるものだからです。

初心者さんは家計簿に何をどう書いたらいいのかさっぱりわかりません。

だ・か・ら、ネット検索とかして、ノート家計簿をアップしている人の様式を真似たりするわけです。

しかし、それこそが家計簿をやりにくくする原因だったりもします。

家計の流れを把握していると自作家計簿は使いやすい

弊所で拝見する自作の家計簿は、シンプルな大学ノートを利用されている人がほとんどです。

様式は多少異なるものの、だいたい皆さん同じパターンで記入されているのがわかります。

このような人たちに共通しているのが、家計簿歴が長いことと、自分なりの家計管理軸を持っていることです。

わが家流の管理を行い始めてから市販の家計簿では使いづらくなり、自作家計簿に行き着いたと口をそろえておっしゃいます。

たどり着くまでに紆余曲折あって、市販の家計簿など色々試した結果の末ということです。

私個人の話しになりますが、私も自作のノート家計簿を(多分)10年ほど使用しています。

袋分け、レシート貼り、購入品や金額を細かく記入、底値帳作成、メニューと購入品、その金額などを一括管理、冷蔵庫在庫管理などそれはもう色々行いました。

その結果、現在の様式(自作の大学ノート家計簿)にしばらく落ち着いています。

 

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家計の把握をしているとなぜ自作家計簿が使いやすいのか?

 

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家計の把握をしていると自作家計簿が使いやすいと書きました。

これは、家計簿にわが家の家計を合わせるのではなく、わが家の家計にあった家計簿の使い方が出来るようになるからです。

ややこしい言い方ですね。

洋服に例えるとすっきりします。

メチャクチャかわいい1点物のワンピースに一目ぼれしたとしましょう。

どうしても欲しい。

けど、サイズはS。

自分の体のサイズはMでギリ。

着るためには洋服に体を合わせなければなりません。

痩せるしか方法はない。

結構努力いりますよね。

M(でギリ)サイズの洋服を自作する(これはこれで大変だけど)、もしくは似たようなMサイズものを探す方が無理がありません。

家計簿初心者さんには家計指標がないから市販の家計簿が使いやすい

家計簿初心者さんには、自分のサイズ(SまたはM、L)が分かりません。

そこで、まずはサイズチェック(試着)からスタートするといいでしょう。

そのためにおすすめなのが、市販の家計簿なのです。

選び方の詳細は、下記ページを参考にしてくださいね。

ご紹介している3つの基準で選ぶと選びやすくなりますよ。

 

おすすめの家計簿給料日によっても選ぶ家計簿が変わります。

市販の家計簿の選び方!コツををFPが伝授

 

話しを戻して、市販の家計簿は一通り記入すべき要素がどのタイプの家計簿にも備わっています。

一度利用してみると、家計簿の記入をどのように進めていけばいいのか流れをつかむことができます。

記入を始めると、書きにくい部分や迷う個所(主に使う費目や費目への支出金額の分類)も出てくるでしょう。

そのような状態になったら、自分流にアレンジしていきましょう。

このわが家流アレンジの集大成が自作のノート家計簿です。

そのため、人の作成したノート家計簿を真似してもなかなかうまくいかないのです。

初心者が市販の家計簿を使う上で大事なこと

家計簿初心者さんにはまず市販の家計簿をおすすめします

が、市販の家計簿を使用する上で、大事なことがあります。

それは、先に挙げたように、書き方に不具合を生じたらそのまま続けるのではなく(またはリタイアするのではなく)アレンジしてみることです。

どのような家計管理法を行うのかによっても家計簿の記入方法は異なります。

自分が使いやすいように、少しずつ家計簿をわが家流にカスタマイズしましょう。

このカスタマイズの先が自作の大学ノート家計簿になります。

家計簿初心者はまずはフォーマットがある程度指定されている市販の家計簿から始めてステップアップしていくといいですね。

とはいえ、何をどうすればいいのかと思われる方は、講座で学ばれるのもオススメです。

下記の家計簿講座では家計簿の基本から家計管理の基本を一通り学べます

まずは効率よくプロの知恵を拝借しちゃおうと思われる方は、ぜひご活用ください。

 

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この記事を書いた人

FPおおき
1級ファイナンシャルプランニング技能士
家計簿歴36年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)
新聞雑誌などメディア掲載多数