家計簿の挫折度アップ?記入しない方がいい項目はこれ!
家計簿に購入品名の記帳は必要なし
家計簿歴37年になる家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)おおきです。
家計簿のお悩みをたくさんいただきます。
家計が続かない原因の一つに、煩雑さが挙げられます。
面倒くさいことは続きませんよね。
そこで、今回は、最も家計簿記帳が面倒くさい購入品名を書くか否かをご紹介していこうと思います。
家計簿の書き方で迷っているようでしたら、最後まで読んでいってください。
スッキリと解決できますよ。
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下記クリックして、ぜひご視聴ください。
目 次
家計簿をどう使うかの問題
家計簿に何を記入すればいいのだろうか?
この疑問は大変多く見受けられます。
結論から言えば、家計簿を利用することによって、何がしたいのか?
家計簿を使う目的を明確にすれば、おのずと答えは見えてくるでしょう。
たとえば、家族の生活日誌として使いたいのであれば、一日の出来事をメモするでしょうし、献立を残しておきたいのであれば、献立や場合によっては材料なども記入することになります。
買い物したお店も家計簿に記入する?
家計簿の書き方のコツをこちらでもご確認ください。
家計簿の目的って何だろう
家計簿をつけたほうがいいよね。
このくらいの感じで家計簿と向き合っていると思います。
そのため、あなたの家計簿の目的はなに?と聞かれると戸惑ってしまいますよね。
そこで、今回は、お金を貯める家計を維持していくという目的に仮定して話を進めましょう。
家計簿で家計を維持する??
家計簿をつけることによりお金を貯める家計を維持するというのはどういうことでしょうか。
まず、家計簿の誤解を解かなければなりません。
家計簿はムダ探しをするためのツールではないということです。
家計を設計して、その設計した予算通りに運営できているかどうかを検証するツールです。
たとえば、食費を7万円と決めたとしましょう。
その7万円の範囲でやりくりができているかどうかを記帳によって確認するわけです。
家計簿の書き方
7万円の範囲内で食費が賄えているか否か。
これだけを知りたいわけですから、コンビニ弁当だろうが、人参だろうが、購入品目にこだわる必要はありませんよね。
▶人参98円
と書く必要性はありません。
大事なことは食費として550円+98円使って、残りが69,352円であるということです。
家計簿の記入が楽になるコツ
購入品名を家計簿に書かない理由
こんな例で考えてみましょうか。
家族構成や買い物の仕方にもよりますが、一回の買い物で結構多くの品物を購入していませんか?
例えば、毎日買い物する家庭で、ある日の買い物が次のようだったとしましょう
まあ、設定は、メニューとして
▶アジの開き
▶酢の物(わかめ・きゅうり・ちくわ)
▶肉じゃが
とします。
キュウリ、わかめ、アジの開き、豚肉、ジャガイモ、ちくわ、玉ねぎ、しらたきを買いました。
スーパーの後、ドラッグストアによって日用品も購入しました。
石鹸、シャンプー、電池です。
家計簿の記入が楽になるコツ
帰宅後のママは忙しい
仕事が終わって帰宅。
夜7時。
急いで、洗濯物を取り込んで、お風呂の準備、夕飯の支度。
子供が小さければ、保育園のお迎えなどもあるでしょうね。
と、なると、時間を見つけて家計簿をつけるのは大変な作業です。
このような状態で毎日購入品名と金額を個別にも家計簿に記入していくことを考えただけでもうんざりします。
とはいえ、それが必要なのでしたらやらないと仕方がありません。
しかし、目的は事細かに買ったものを記録することではなく、予算の範囲内で支出が賄えているか随時確認していくことでしたよね。
お金を貯める家計簿の使い方
家計簿は家計管理するためのツールです。
家計を管理できればいいのですから、目的以外のムダなことをする必要はありません。
それには、家計簿の立ち位置を明確にしておく必要があります。
家計簿をメインに考えてしまうから、品名まで書いたほうがいいのかも。という疑問の答えも見えなくなってしまうのです。
家計簿はあくまでも、家計管理の中から算出したやりくり費のコントロールをする役目です。
そう考えれば、大事なことは後いくら使えるのか?を常に把握しておくことです。
そのため、購入品名を書かないどころか、金額を費目分けするその費目さえも少なくて構いません。
家計簿を続けるコツ
家計設計および家計簿継続のポイントはいかに行うことを少なくするかにあります。
私たちは毎日忙しいですよね。
お金のことばっかり考えている時間なんてありません。
そこで、しっかりと一度家計を組み立てて、貯蓄と生活費を区別して確保する必要があります。
そのうえで、手許でやりくる食費などの金額を予算算出します。
私の家計簿・家計管理法ではやりくり費は使い切っても良いお金という位置づけです。
その金額の範囲内で使えていれば構わないのです。
購入品名よりも家計管理で大事なこと
何を購入したのかという視野の狭いパーツにこだわる必要性はありません。
使い切って良いお金の中で、どのように配分するかは自由です。
家計管理で大事なことは、その金額内で支出を賄うこと。
とはいえ、記帳しておかないとその予算をなかなか守ることが難しいものです。
頭で考えているよりも、まず間違いなくお金を使っていますから。
毎日買い物する人なら一日予算でもOK
毎日買い物する人であれば、一日分の予算をはじき出してその中で購入すれば考える作業を減らせます。
たとえば、食費は一日1,500円で、お米やお酒代で月15,000円のトータル6万円。
こんな感じでざっくりとでもOKです。
その代わり、一日1,500円の予算を守っていく必要はあります。
ただし、適時家計簿記入をして残額を把握しておかないと、思っていたより使っていたなんてことになりかねません。
そこで、家計簿記帳するわけですが、このように管理するのであれば、購入品の品目や単価を把握する必要性は低いとご理解いただけるのではないかと思います。
要は、購入品目ごとの金額把握が不要になるということです。
家計簿の書き方まとめ
購入品名を家計簿に書くかどうかという質問の答えとしては「必要ない」と言えるでしょう。
ムダに大変な作業を増やすのはやめましょう。
家計簿は継続する必要がありますが、それはあくまでも主目的である貯蓄できる家計を運営していくため。
主目的を達成できるのであれば、不要な作業をいかに取り除いてシンプルにしていくか。
ここが大事になります。
家計簿を効率よく楽に使って貯め家計へ!
◆忙しいママさんは効率よく家計を管理しましょう。
効率よく、最小限の必要なことだけ行って効果を出していく今回ご紹介した家計管理法をぜひ一度試してみてくださいね。
心が楽になりますよ。
また、今回ご紹介したような家計簿の書き方に迷われるようでしたら、講座で学ぶのもオススメです。
下記の家計簿講座では、家計簿の書き方の基本からお金の貯まる家計設計まで一通り学べます。
効率よく貯金していきたいと思われましたら、ぜひご活用ください。
FPおおき
1級ファイナンシャルプランニング技能士
家計簿歴36年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)