貯金できない人が貯蓄家計へ変身する家計管理のコツ5つ

家計改善は適切な収支管理の習慣化が基本

家計簿歴35年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナーおおきです。

あまり知られていないようなのですが、「金融庁の最低限身に付けるマネーリテラシー」を今回はご紹介したいと思います。

とても基本的なことが分かりやすく書かれています。

しかし、貯金できない。。。。。

そんな貯金できない人向けに家計管理のコツを5つ取り上げてみます。

お金を貯めるために家計管理のコツを知る

 

 

家計管理の勘違い

貯金したい=家計の見直し=節約

こういう図式を描く人がほとんどだと思いますが、それは間違いです。

お金を貯めるには、節約ではなく適切な収支管理が家計にとって大事になります。

適切な収支管理ができていない場合は、まず、わが家の適正な収支とは?から考えていく必要があります。

残念ながら、ちょっちょいのチョイと、簡単に解決できるウルトラCは、家計改善にはありません。

身も蓋もありませんが、手間はそれなりにかかるわけです。

 

適切な家計収支とは?

さて、まず、適正な収支の意味を考えてみましょう。

これは、家計が黒字であることを指します。

赤字ではない状態。

もっと欲を言えば、毎月黒字だけでなく、将来においても黒字である状態ですね。

将来とは、老後だけでなく、その前のイベントにかかる費用も賄うことを指します。

住宅購入や、教育費などですね。

そのためにはどうするのか?

ここが問題です。

 

家計の組み立て方のコツ超大事!家計を設計する手順はこちらで解説しています

お金を貯めるコツは家計の設計方法にあり

 

 

家計管理のポイント

そこで、家計を管理していくうえでポイントになることを5つ挙げておきますね。
(出典:金融庁:最低限身に着けるマネーリテラシー)

赤字を発生させないことの重要性について理解する

収支を記録する習慣を身に付ける

支出に優先順位を付ける

必要なものとほしいものを区別することができる

ほしいものが全て手に入るわけではないことを理解する

特に、特別な目からうろこものはありません。

そんなこと、知ってるよ!と、ガッカリしないでくださいね。

先に、ウルトラCはないですよとお伝えしましたが、その通りです。

当たり前のことをする

家計を管理するにおいては、当たり前のことができるかどうかで結果が左右されます。

家計のコントロールはここにポイントがあるわけです。

わかっちゃいるけど、できてない。

そんな5項目ですよね?

いや、わかっちゃいないかも。

と、いうのは、弊所の相談者さんから受けた質問がこれ。

「なぜ、赤字じゃダメなのですか?」

「今を我慢して貯蓄して意味があるのですか?」

さて、これを今読んでいる皆さんは、どのような答えをお持ちですか。

家計赤字を発生させない意味を知ることが大事

ポイント列挙の一番最初の項目、赤字を発生させないこと。

まずは、この重要性ですよね。

赤字で貯金できないと笑えている財政状態の間はまだいいんですけどね。

その笑顔がどの程度持つかは、時間との戦いになります。

赤字額分だけ実際には現金が不足するわけですから、どこかから持ってこなくてはなりません。

貯蓄があればそれを取り崩すでしょう。

これは、まだ笑えている状態。

では、貯蓄が底をついたら?

笑えませんよね。

赤字分の現金がもうないわけです。

どこからどうやって調達しましょうか。

クレジットカードでキャッシングですか。

食費などをカード払いにして先送りしますか。

生活費が慢性的に足りない状態で、どのように解消していきますか。

 

毎月赤字家計は今すぐ改善を現金グルグル回しているうちに貯蓄は目減りしていきす。

赤字家計が貯金するコツは補填思考をやめること

 

 

リスクの高い赤字家計

赤字家計は将来のリスクが高い家計です。

貯蓄が底をついたら、借入するしかありません。

しかし、このリスクの意味を本当に理解されているかといえば大きな疑問です。

頂戴する質問もそうですが、赤字家計の問題点は、ご本人がその問題をしっかりと受け止められていないところになります。

どこか他人事のようなのです。

自分事としっかりと問題認識をして、自転車操業に陥る前に家計収支を見直して黒字化することが大事です。

そして、黒字を習慣化にします。

気合い入れた一カ月だけ黒字でも仕方がありません。

常時黒字となるように組み立てることが大切ですね。

そのためには、ポイント列挙項目の以下4つが関係してくるわけです。

家計簿なしでは家計を考える材料がない

収支を記録するのは、家計簿ですね。

何にお金を使ったのかも大事ですが、最も大事なのは、今現在いくら使っているのか把握することです。

赤字家計で家計簿をつけていない人は、実際にいくら毎月使っているのか把握していません。

そこを明確にしないと、どのようにコストカットすればいいのか指標さえ持てないのです。

家計簿をつけて、収支のバランスをとる方法として、ポイント列挙その下3つ。

支出に優先順位をつけて、欲しいものと必要なものを選別します。

家計簿は手書きノートがお勧め家計簿は手書きをおすすめします!

手書きの家計簿が家計管理に適している理由

 

 

わが家の家計にとってのグレードも考える

必要な支出が優先順位は当然ながら上ですよね。

水道光熱費を滞納して飲み会へ行くなんて行動はNGです。

さらに、グレードを考えることも大事になります。

必要なものでも、モノの値段は幅が広く存在しています。

その中で、わが家の家計の状態に見合ったグレードを見極めていく作業を行うことです。

ようは、身の丈以上の価格帯の商品を常用することで家計を圧迫しないように考えていくことです。

赤字になってまで、そのグレードを保持することが必要であるのか否か?

答えは自然と出ますよね。

特に女性は気を付けておきたいポイントです。

高かな化粧品や、装飾品、日用品に至ってもそのような傾向がみられます。

 

贅沢していないのに貯金できない贅沢していないその感覚が家計を悪化させてしまいます。

贅沢していないのに貯金ができない家計!その原因は中流意識

 

まとめ

当たり前だけれでもできていない。

そんな金融庁発のポイントをご紹介しました。

家計状態が良くない人は、上記ポイントを踏まえながら、まずは、黒字化を目標に家計収支を見直してみてくださいね。

貯金できない人が貯金できるようになるウルトラCは残念ながらありません。

正しい管理方法を知って、コツコツと行うしかありません。

それには時間がかかります。

1分でも早く始めたほうが有利です。

 

 

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