簿記2級に受からない人が脱出するために勉強する復習論点。
簿記2級を効率的に学ぶために、身に付けておきたい簿記3級
東京都江戸川区で女性限定簿記講座を開催しているおおきFP事務所です。
簿記2級から弊所に来られる人で、2級の内容がなかなかマスターできなく悩むケースが時折ありました。
そのため、いまでは簿記3級の合格点を必ず確認しています。
その理由は、「何となくあやふやなまま簿記3級が受かった」人が躓きやすいとわかったからです。
下記YouTube動画ではブログよりも、もっと詳しくお伝えしています。
クリックしてぜひご視聴ください。
簿記3級講義全35回
▶ 第1回 借方貸方のかんたんな覚え方
目 次
簿記3級をしっかりとマスターする
簿記2級取得を考えたら、まずは簿記3級をしっかりとマスターすることが大切です。
これは、なんとなく問題が解けるというレベルではありません。
簿記2級が受からない人の特徴
簿記3級をなんとなく受かった。
合格したけど、いまいち自信ない。
この問題でなければ落ちていたかも。
このように簿記3級の内容修得に関して不安を抱える人は、簿記2級に進むと躓きやすい傾向にあります。
簿記2級は3級と比べて格段に難しい。
学習中にそう感じる人は、簿記3級の範囲の理解が浅い可能性があります。
また、簿記2級がなかなか受からない人は、簿記3級の修得具合に問題があるケースが多いです。
簿記2級を学ぶにあたって学習計画は立てていますか?
簿記3級の個別論点を確認しておこう
例えば、商品有高帳のところで学んだ、先入先出法と移動平均法はしっかりと理解できていますか。
先入先出法は、先に仕入れた商品から売り上げたと仮定するので、期末に売れ残っている商品は後に仕入れたものですよね。
工業簿記で先入先出法と平均法を使用することがありますから、しっかりと理解しておきたいポイントになります。
T勘定の勘定記入は苦手な人が多いものですが、これも、マスターしている方が工簿・商簿共に格段に理解が早くなります。
しっかりと練習しておきたいところです。
簿記3級の範囲は曖昧な部分をつぶしておく
さらに、売上原価の計算は大丈夫でしょうか。
期首商品棚卸高+当期商品仕入高-期末商品棚卸高=売上原価
ここも苦手としている人の多い個所です。
それと、3級の決算整理で登場してきた項目は要マスターです。
苦手な受験生多いカ所ですよね。
減価償却、貸倒引当金の設定。
未払費用、未収収益、前払費用、前受収益。
これらの計算も慣れておいてくださいね。
簿記2級と並行して簿記3級を学ぶ
3級の第3問で確認
簿記3級の範囲であやふやなカ所が少なければ少ないほど、2級の学習が効率よく進みます。
あれ?どうやるんだっけ。
簿記3級でマスターしているはずの基本知識を迷うと、その上乗せの項目を簿記2級で学ぶわけですから、どうしても理解に時間がかかってしまいます。
そのため、当講座では3級終了後に「怪しいな」という合格者は、2級と並行して3級の第3問を復習してもらっています。
頑張って解ける状態ではなく、きちんと解けることが重要です。
電卓の小技を覚える
もう一点、2級の学習効率を上げるポイントがあります。
電卓の使用方法です。
3級では、最低限M+(メモリー)キーの使い方をマスターしておいてほしいと思います。
私はシャープの電卓を使用しています。
シャープでは、M+、M-、RM、CMの4つのキーを使用します。
例えば、これを計算するとしましょう。
240×4+360×5=
240×4 の後に、M+(=は押さなくて大丈夫です)
そのまま(960が表示されています)
360×5 の後に M+
最後に、RMを押せば、答えが出ます。
電卓の機能はメーカーで異なります。
ネットで取扱説明書がダウンロードできますから、ご利用になってください。
簿記2級を目指すなら3級は最重要
2級を目指そうと思ったら、3級の合格を目標にするのではなく、3級の範囲のマスターを意識してみてください。
基礎がしっかりとできていると2級の学習がスムーズになります。
※2級の学習ですでに躓いている人は、3級に戻って内容を確認することをおススメします。
簿記2級を学ぶにあたって学習計画は立てていますか?
FPおおき
日商簿記検定1級
税理士試験科目合格(簿記論)
簿記3級通信講座講師経験あり