贅沢していないのに?貯金ゼロ家計の改善方法
贅沢していないのに貯蓄ができません
家計簿歴(もうすぐ)37年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)おおきです。
家計簿のお悩みをたくさんいただきます。
今回は、家計が苦しい人の特徴ワード「贅沢してないのに貯金ができない」をお伝えしていこうと思います。
贅沢していないのに貯金ができない!!!!
そう思われる人は、ぜひご覧になってください。
「贅沢していないつもりです」
家計の苦しい原因がご自身でわからないケースはよくあります。
家計が苦しいと訴える人の多くが、贅沢はしていないと口をそろえておっしゃいます。
贅沢はしていないけれども、家計は苦しいとなれば、改善策はどこにあるのでしょうか。
探っていきましょう。
目 次
貯蓄できない理由を探るために家計簿をつけてみる
家計が苦しくて貯金ができない。
しかし、贅沢はしていない。
外食は抑えているし、洋服もすべてユニクロでコストカットしてる。
何が原因かさっぱりわからず、どうしたらいいのかわからない。
このように訴える人は、かなり多く見受けられます。
ユニクロが洋服代のコストカットになるか否かはさておいておいて、
家計の苦しい原因がわからない人の特徴として、家計簿をつけていないことが挙げられます。
そのため、いくら毎月使っているのか把握していません。
家計簿をつけてもらうと、「こんなに使ってたのですか?」と、驚かれます。
自分では贅沢していないつもりでも、意外とお金を使っているものです。
節約しているけどお金が貯まらない人で、家計簿をつけていない人は、まずは、家計簿をつけて収支を確認してみることが大事になります。
貯蓄家計へ変身するために参考にしてください
収入以上のお金を使うと貯蓄ゼロになる
家計簿をつけていなかった人が家計簿をつけると支出の額に驚きます。
節約しているつもりでも、家計収入に比して支出が大きいのがわかるからです。
支出の額に驚くと、ほとんどの人がこんな解決策に走ります。
「収入を増やさなければなりませんね」
家計が苦しいがために、ママの就労時間を延ばすというのです。
しかし、このような行為はちょっと待ってください。
お金が足りないから収入を増やす。
収入を増やす行為自体は良いことなのですが、現状の家計のままで収入を増やしても解決にはなりません。
おそらく、一向に家計は楽にならないでしょう。
貯金も今のままと同じくできないでしょう。
貯蓄ゼロの原因を探る。収入の範囲内で支出を割り振ってみる
では、どうしたらいいのか?ですが、結論からお伝えすると家計の設計を変えることをおススメします。
家計管理のルールはシンプルです。
収入の範囲内で、将来の貯蓄と支出を賄うことです。
当たり前だよね。と、思われるかもしれません。
しかし、このルールが守られていないがために、家計は苦しいのです。
貯金がゼロなのです。
そのため、収入を増やしても家計は楽になりません。
収入が増えた分だけ、支出も自然と増えていくからです。
節約しようと気を付けていても、気が付くとお金が足りない。
このような家計運営をされていたら、まずは、収入の範囲内でわが家の支出を賄うことを考えてみましょう。
貯蓄家計へ変身するために参考にしてください
貯蓄ゼロ世帯は、みんなと同じ家計設計はやめる
収入を貯蓄と支出に配分する際に気を付けておきたいことが2つあります。
一つ目は、平均値など人の家計数字を気にしないことです。
そもそも収入や家族構成、居住地などが異なるわけですから、支出の平均はあまり参考にならないかと思います。
二つ目は、支出配分を細かく設定しないことです。
食費が収入の〇%に収まりません。と、悩む人がいます。
各費目全てに収入の〇%という目安を設定してコントロールを試みる人がいます。
もちろんできるのであればOKでしょう。
しかし、貯蓄ができないと悩む貯金ゼロ家計では、そこまで細かいと大変すぎて家計管理を放棄してしまうことになりかねません。
おすすめしません。
食日が平均の割合に納まりません。。。家計の設計割合で悩まない!
家計は収支のバランスが大事
繰り返しになりますが、シンプルかつ大事な家計管理のルールはたった一つです。
収入を貯蓄と支出に適正配分をすることです。
収入の範囲内で将来の貯蓄部分も含めた支出を賄うことです。
全体としてバランスがとれていれば、各費目の割合は気にしなくても構いません。
全体のバランスというのは、収入の範囲でおさまっているということです。
贅沢していないけどお金が貯まらない
収入の範囲内で貯金と支出が賄えていないのであれば、現状の生活は身の丈以上となっている可能性が高いでしょう。
贅沢しているか否かは問題ではありません。
そもそも、贅沢の意味するところが人それぞれ異なり曖昧です。
それよりも問題は、収入の範囲内で支出が賄えていないことです。
収入の範囲内で(将来の貯蓄を含めた)支出が抑えられていれば、貯金ゼロにはなりません。
原因が家計のどこにあるかをつかむために、まずは家計簿をつけてみてください。
家計支出が把握できたら、貯蓄分を先に家計に組み込んで支出を配分していきましょう。
貯蓄家計への転換のコツは、わが家の家計を把握することです。
とはいえ、どのように家計を把握していいのか迷われる人は、講座で学ぶのもオススメです。
下記家計簿講座では、貯金するための家計管理の基本を一通り学べます。
家計管理は一般教養として学ぶ時代です。
ぜひご活用ください。
FPおおき
1級ファイナンシャルプランニング技能士
家計簿歴36年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)