貯金家計は先取り貯金を家計簿のここに記入する
貯める家計は先取り貯金を家計簿のここに記入する
家計簿歴(もうすぐ)37年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)おおきです。
家計簿のお悩みをたくさんいただきます。
お金を貯めるために先取り貯金を利用している人もいますよね。
しかし、先取り貯金は家計簿のどこに書くの?という疑問も。
今回は、先取り貯金の家計簿の記帳場所をお伝えしていきます。
まず、知っているようであやふやな先取り貯金のことを、きちんと知っておきましょう。
ご覧になっていない人は、下記ページをご参照ください。
◆先取り貯金の勘違い。貯まらない先取り貯金をしていませんか。
先取り貯金は家計簿では貯金?支出?
お金を貯めるなら先取り貯金の活用がベストですよね。
先取り貯金を行うにあたり、問題となるのが家計簿への記帳場所です。
市販の家計簿は、貯金に関しての記入方法がそれぞれ異なります。
そこで、まず、先取り貯金と家計の関係性を見ておきましょう。
ご自身の使用している家計簿でどのように記帳していけばいいのか判断が付くかなと思います。
給料をもらったらお金が入ります。
これが、収入です。
生活にはお金がかかります。
お金を使ったら、これは支出です。
お金をもらって、そのお金を使ったら、その分お金は無くなります。
当たり前ですが。
貯金は、収入から引きます。
しかし、お金を使ったわけではありませんから、無くなってしまうわけではありません。
別のところにプールしておく行為です。
ここで、迷われる人が出てきます。
使っていないのに家計簿の支出に書いたらおかしいよね?と。。
※家計簿記帳の基本である固定費・変動費・やりくり費については、こちらもご参照ください。
家計簿は収入の配分先を書く
収入は次の二つに配分されます。
▶貯金
収入を貯金と支出の二つに配分するわけです。
家計簿記帳においても同じです。
使ったお金を書くのが家計簿。と、イメージしてしまうと、貯金の行き場がなくなってしまいます。
家計簿には使ったお金を記入するのではなく、収入をどう配分したか記入するのです。
収入を貯金と支出の二つに配分し、その内容を書くのが家計簿と捉えてもらえればいいのかなと思います。
繰り返しになりますが、家計簿には収入の配分を書きます。
先取り貯金は家計簿の固定費に記入する
さて、今回の問題点。
先取り貯金は家計簿のどこに書くのか?の結論です。
貯金を別途記入する欄がある家計簿であればそこで構わないでしょう。
迷ってしまうのは特に記入するスペースがないケースですね。
その場合は、固定支出に含めて記入しましょう。
収入から毎月一定額を配分する費目を記入するゾーンは固定費です。
先取り貯金額は毎月一定の金額ですよね。
変動費は水道光熱費など金額が増減するタイプの支出ですから、一定額の先取り貯金はなじみません。
また、やりくり費に分類する人もいます。
しかし、やりくり費はあくまでも使い切っていい金額にしておいたほうが家計を管理する上で楽です。
今月はやりくり費が足りない!
なんてことになったときに、先取り貯金分を減らしてしまいがちですよね。
そもそも貯める必要があって行うのが先取り貯金ですから、計画通りに貯まらないと困った事態を引き起こしてしまう恐れがあります。
そのため、やりくり費に先取り貯金のような一定額の貯金を記入をするのはお勧めしません。
固定費に記入しましょう。
※家計簿記帳の基本である固定費・変動費・やりくり費については、こちらもご参照ください。
家計管理がグンと楽になりますよ。
※先取り貯金という呼称に合わせて、貯金と貯蓄を使い分けず、銀行へ貯金するイメージでご紹介しています。
家計簿初心者さんが混乱しないように、このページでは貯金で統一しています。
ご了承ください。
先取り貯金のやり方が分からない!という人は講座で学ぶのもオススメです。
下記の家計簿講座では、貯金家計を作る家計管理の基本を一通り学べます。
迷っているよりも学んだ方が効率的と思われた人は、ぜひご活用ください。
FPおおき
1級ファイナンシャルプランニング技能士
家計簿歴36年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)