今度こそ挫折しない家計簿の選び方!ポイントを詳解
市販のおすすめ家計簿の選び方を教えてください
家計簿歴(もうすぐ)37年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)おおきです。
家計簿のお悩みをたくさんいただきます。
お金を貯めるために家計簿を利用したいと考える人もいますよね。
しかし、そもそも家計簿ってどう選べばいいの?という疑問も。
今回は、家計簿の選び方をご紹介します。
2022年11月。
そろそろ書店に家計簿が並び始める時期ですね。
いざ家計簿をつけようと思って書店に行くものの、種類が豊富で選ぶのは一苦労です。
ペラペラめくってみても、どれがいいのかよくわからない。
そんな人は、ぜひ2023年の家計簿選びに参考になさってください。
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目 次
給料日が1日以外の人におすすめの家計簿
給料日によって、おすすめの家計簿タイプは異なります。
というのも、ほとんどの人が、給料日から給料日の前日までの家計計算期間ですよね。
その期間に合わせた記入方式でなければ、使いづらくなります。
1日、10日、15日、20日、25日など給料日は職種や会社によって異なります。
まずは、わが家の家計計算基準日となる給料日を決定しましょう。
家計を支えている人が一人なら、その人の給料日ですが、共稼ぎの場合で給料日が異なる場合もありますよね。
どちらを基準にして計算期間を設定するのか考えてみてください。
カレンダータイプ以外の家計簿がおすすめ
1日以外が給料日となる人は、カレンダータイプ以外の家計簿を選ぶと使いやすいでしょう。
日にちが自由に書き込めるタイプですね。
日にちを書き込むのが面倒に感じるかもしれませんが、カレンダータイプを使用するデメリットと比べたらほんのわずかな手間です。
費目に迷う人におすすめの家計簿
費目を細かくしっかりと分けないと落ち着かない人は、できる限り費目数が少ない家計簿を選びましょう。
全ての費目があらかじめ決まってプリントされているタイプは避けたほうがいいでしょうね。
予め家計簿で指定された費目にわが家の支出を当てはめて行くのは便利そうですが、やってみると実はしっくりこない費目も出てくるものです。
ある程度いい加減に記入できる人であればいいのですが、真剣に費目分けに悩まれる性格であれば自由度の高いものを選んでください。
費目をある程度自分で書き足せるようなタイプです。
例えば、食費と日用品がすでに家計簿にプリントされているけれども、その他の費目は書き入れるように空欄になっているようなタイプです。
費目名は記入項目を連想できるものを使う
費目に関しては、もう一つポイントがあります。
家計簿自体が設定している費目名に何を書き込んでいいのか迷うような用語を使用しているものは避けることです。
例えば、保健衛生費。
しっくりくる人はいいのですが、保健衛生費って何?と思った人は別のタイプをお勧めします。
きれいに書かないと落ち着かない人におすすめの家計簿
書いた文字が気に食わずに消して書き直す。
日付がキチンと順番に並んでいないと気持ちが悪い。
このようなタイプの人は、書き直しを前提にした家計簿選びをおすすめします。
記入したときにあとが残りやすいつるつるした紙質はNGです。
消しゴムで消すとけば立つ素材もやめたほうが無難ですね。
上から順番に記入していく行タイプの家計簿も避けたほうがいいでしょうね。
これ、イメージわきますか?
日付順に上からどんどん記入していく家計簿タイプです。
このようなタイプは、横に費目設定して合って金額を書き込む様式になっているものが多いようです。
しかし、きれいに日付順に書かないと落ち着かない人は存在します。
このような人は、あとから出てきたもしくは思い出した支出があった場合に、その日付から書き直したくなってしまいまうのです。
そのため、行タイプ以外の家計簿を選んだ方が無難でしょう。
赤字家計の人におすすめの家計簿
赤字家計に多い家計簿記帳の問題点は、赤字が判明した時点で書く気が失せるということ。
だいたい3週目ごろでしょうか。
毎月赤字になるライン当たりまでは記帳している人もいます。
ということは、赤字判明はモチベーションがダウンするのでしょうね。
家計簿をつけたくないという人の多くは、現実を知るのが嫌だからだと訴えます。
確かに、赤字が判明したという現実からは逃げたくなりますよね。
しかし、月の支出が判明しないと家計改善が難しいので、最後まで記帳することが大事になります。
月の赤字額をつかみたいのです。
そのため、月の途中ではっきりと赤字であることが分かるような家計簿タイプは避けたほうがいいでしょう。
どういうタイプかというと、次週への繰越金を記入するものや、残額を週単位で記入するものです。
こういった家計簿は、赤字突入までのカウントダウンされているようで辛くなってしまいます。
家計簿記帳に徹するために、赤字であることは予測がついても、ぼんやりしている方がいいのです。
家計の計算期間末日まで記入するモチベーションを保てるタイプの家計簿を選んでください。
残高、繰り越し、週単位の収支などによる計算のない記入方式がいいでしょう。
赤字家計の人は、こちらもご参考になさってください。
その他の家計簿選び
他にも市販の家計簿選びポイントがいくつかご紹介しておきましょう。
家計簿初心者さんが選びがちなのは、雑誌の付録の家計簿です。
付録は手軽だしついついノーアイデアで使用してしまいがちです。
しかし、今見てきたようにわが家もしくは自分の性分に合わないタイプの家計簿かもしれません。
わが家の家計に合うかどうか判断してから使うようにしましょう。
キャラクター製品やご褒美シールのある家計簿も同様です。
繰り返しになりますが家計簿は自分(わが家)に合ったものを選択するのが続けるポイントです。
かわいい。
では、続くモチベーションにはなりません。
ご褒美シールも使い切った人をお目にかかることはありません。
スタートして数日で購入時のモチベーションが下がるような選択はやめておきましょう。
記帳するべき中身を確認してくださいね。
とはいえ、どんな家計簿を選んでいいのか迷う人は、講座で学ぶのもオススメです。
下記の家計簿講座では、独自の家計簿フォーマットを使用して貯められる家計づくりを簡単にお伝えしています。
もう家計簿で迷いたくないと思われる人は、ぜひご活用ください。
FPおおき
1級ファイナンシャルプランニング技能士
家計簿歴36年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)