家計簿に買い物したスーパー名(購入店名)も書いたほうがいいの?
家計簿に購入店名(スーパー名)を書くと家計簿挫折度が高まる
家計簿歴37年になる家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)おおきです。
家計簿のつけ方で個人的に疑問に思うことがいくつもあります。
その中でも、これは不要だよね?と、思うことを今回はご紹介します。
読んでみて、そうだよねと思ったら取り入れてみてください。
家計簿を続けるのがグンと楽になりますよ。
家計簿に購入店名(スーパー名など)を書く?
結論から先にお伝えしますね。
購入店名(スーパー名)をわざわざ家計簿に書く必要はありません。
今回は取り上げませんが、購入品目名(たとえば、人参、大根など)も家計簿に書く必要もありません。
こちらに関しては、下記YouTubeとブログで配信しています。
利便性の良い方をご活用ください。
購入品目名の家計簿記帳が不要な理由はこちらでどうぞ
購入店名(スーパー名など)を家計簿に書く目的
購入店名を家計簿に記入するメリットを考えてみましょう。
▶よく行く店がわかる
▶同じ店舗での同一の商品の値段の増減がわかる
こんなところでしょうか。
購入店名を家計簿に記入するように目的は、行動の把握です。
例えば、このようなケース。
駅前のパン屋をよく利用している。
このパン屋さんでの買い物がムダだから、購入頻度を減らすためにはパン屋さんを通らなくていいルートで帰ろう。
などの工夫ができますよね。
購入店名を家計簿に記入するように指南するFPは多いですね。
先の例で見た通り、頻度の高い購入店に注意することによってムダが省けるという理由からです。
やり玉に挙げられるのが、コンビニ、カフェ、パン屋などでしょうか。
コンビニに関しては、下記を参照していただくとして、個人的には、コンビニだろうが、スーパーだろうがどこで購入しようが問題はないと考えています。
コンビニってムダの温床なの?
コンビニは高いから、スーパーへ行きなさい。
パン屋さんのパンは高いからスーパーで安価なパンを買いなさい。
カフェは贅沢だからやめなさい。
なんて、家計アドバイスはちょっとどうかな?と思います。
生存するための最低限の食費で生活したい人以外はご参照ください。
家計簿のつけ方のコツはシンプル
生活していれば、ほぼ毎日どこかで買い物するわけです。
レシートごとに店名と金額、その内容を書いていたらかなり大変な作業です。
大変な作業は続きません。
これは、当然です。
家計簿を続けるつけ方のコツは、目的を明確にしてシンプルに行うことです。
購入店名(スーパー名など)の書き方
もしね、どうしても購入店名を家計簿に記帳したいのであれば、費目設定したほうが効率的です。
なんでFPさんたち、わざわざ購入店名を買い物のつど書かせるのかな?と、すごく疑問なんですけどね。
このようにいちいち家計簿に書いていたら、大変ですよね?
▶2月18日人参198円(Aスーパー)
▶2月19日れんこん258円(Bスーパー)
「食費」という費目を分けて、Aスーパー、Bスーパーと項目を作ってしまえば、金額の記入だけで済みますよね。
▶食費Aスーパー
▶食費Bスーパー
少しでも効率良くする工夫をしないと家計簿の記帳が嫌になってしまういます。
ムダに行うことを増やすと家計簿が続きません。
家計簿のつけ方は目的で決まる
家計簿で何をコントロールしていきたいのか?
を考えると、家計簿に何を書けばいいのかの答えが自ずと見えてきます。
家計簿に購入店名を書かせる家計簿の場合は、目的は生活上のムダを省くことでしたね。
とはいえ、ムダと一概に行っても家計支出のムダを一律に定義することは難しいと思います。
生存するのに最低限の食生活をすることが目的である。
という定義に変えたほうが分かりやすいでしょうね。
なんだか楽しくなさそうですが。
家計簿を利用して、何がしたいのか?という目的が曖昧だと、こういう罠に陥ってしまいます。
繰り返しになりますが、家計簿には、購入店名も購入品名も記入する必要はありません。
それは、家計簿をつける目的は予算の管理だからです。
▶家計のコントロール
▶家計の仕組みつくり
この二つを導入すれば、食費や日用品費などの費目では、家計簿へ記入するのは金額だけで十分です。
家計を作る費目分けを解説しています。
今回の記事のように、家計簿に何をどう書けばいいの?
このようなお悩みを抱える方は、講座で学ぶのもオススメです。
下記の家計簿講座では、家計簿の基本からお金を貯める家計管理まで一通り学べます。
効率よく学んで貯め家計に変えたいと思われる方は、ぜひご活用ください。
FPおおき
1級ファイナンシャルプランニング技能士
家計簿歴36年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)