節約の敵はコンビニ??実は節約生活にコンビニがNGではない理由
コンビニは節約の敵か??貯金できない思考
家計簿歴35年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)おおきです。
節約記事の多くはコンビニよりスーパーを推奨していますよね。
コンビニは節約の敵!
とばかりの記事をよく見かけますし、そのように認識している人も多いのではないでしょうか。
さて、本当にコンビニを多用する人は節約できない人なのでしょうか?
今回は、コンビニ利用と家計の節約の関係について考えてみたいと思います。
ビニール傘も節約の敵!ですか?
目 次
コンビニは節約の敵??
スーパーに比べて割高のコンビニ。
節約するなら、コンビニへの出入りを止めるべし。
こんな感覚を持っていませんか。
そんな節約記事も多いしね。
確かにね、同じペットボトルの水を150円で買うのと100円で買うのでは、50円の差。
同じ商品であるならば、安く購入したほうがお得。
だからといって、全てにおいてそうなのでしょうか?
出入り禁止ってするほどの極端はいかがなものかと思います。
コンビニは余計なものを買うから節約できない
そもそも、なんで節約の目の敵にされるのかといえば、
値段が高い
頻繁に行くことが癖になっている
余計なものまで買う
こんなところでしょうか。
商品ごとの値段はおいといて(後述します)、スーパーでも同じじゃないの?
余計なもの買うよね?
特売とか、半額シール貼ってあったりすると。
時間の節約は圧倒的にコンビニに勝利
スーパーよりも立ち寄りやすいロケーションにあって、商品までのアクセスも早いし、レジもスムーズ。
(レジがスムーズなのは、一人当たりの購入品目が少ないことが挙げられます)
時間短縮には圧倒的にコンビニが勝ちます。
ペットボトルのお茶を購入する場合、コンビニよりもスーパーを推奨されている記事が多いですよね。
(もしくは家から水筒持参。今回はコンビニVSスーパーがテーマなので持参は触れません)
理由はお値段の違い。
確かに値段だけ比較すればスーパーの勝ちは間違いありません。
そう、お値段だけ比較するならね。
他に何を比較するのかといえば、それは「時間」です。
お店が視野に入ってから商品購入してお店を後にするまでの時間は圧倒的にコンビニの方が早いです。
コンビニ利用の選択は、小銭と時間のどちらを節約するか
仕事の移動時に降りた駅前でスーパーを見つけると、やはりコンビニよりスーパーで小銭を節約しようというモードに私もチョイチョイ入ります。
しかし、この徹底していない気まぐれ節約思考はかなりマズイです。
いざスーパーに入ってみると、食品売り場が地下だったりしてエスカレーター探して降りる羽目になります。
また、広すぎて目的の飲料コーナーが見つからずにウロウロすることもあります。
そして、ペットボトル飲料1本調達するために時間がかかってイラつくことになります。
慣れないお店は目的の場所へスムーズにいけないケースが多く、意外と時間をロスしますね。
この点、コンビニはどの店舗も購入品の目的地までスムーズに移動することができるのが最大のメリットです。
時間効率と心の平和を考えたら、ペットボトル1本の値段差額を考えても、やはりコンビニを利用する価値は大きいと思います。
自分の価値観でコンビニを利用すればいい
コンビニは節約できない代名詞だから利用は絶対にNG。
必ずスーパーを利用するべき。
と、いうのはかなり暴論ですよね。
自分の価値観で大事にしているものや、ライフスタイルに合わせてつど便利なように選択すればいいわけです。
仕事の日はコンビニ利用するけど、休日はスーパーを利用するとかね。
問題は、収支のバランスをとることです。
節約の問題はコンビニではなく、使えるお金は決まっていること
仮に、食費に使えるお金が1カ月4万円だったとします。
1日換算では約1,200円。
これをどこで使おうが、何を買おうが問題じゃないと思うのです。
コンビニでもいいし、スーパーでもいい。
大事なことは、使えるお金は決まっているということ。
何かを買えば、何かは買えない。
あたりまえのこと。
お金は有限だからです。
その使い方という選択肢は自分にあります。
食費4万円であれば、一日1,200円以内であれば、どこで何買ってもOK。
そう思いませんか?
家計の管理はメリハリが大事
コンビニだけじゃなく、スタバなどのコーヒーショップも節約の敵のように言われるけど、スタバ行って、300円のコーヒー飲んだら、900円でその日は暮らす。
これだけでしょ?
やりくりのルールって。
スタバに行ったつもりで、家でコーヒー淹れて節約してもいいでしょう。
その日は1,200円まだ使ますよね。
何かで使えば何かは我慢。
そうやってメリハリつけるだけでいいんじゃないのかな。
何でも我慢じゃ楽しくないよね。
街に出れば目に飛び込んでくる外食産業のサイン。
流行りのカフェとか。
世の中のステッキっぽいものをムダ遣いだからと排除しまくったら心が潤わない。
気もちがカツカツしちゃう。
予算内であれば、お金は自由に配分すればいいと思います。
楽しい家計管理を行おう
そのためには、大事なことがあります。
使い切っても良い予算をきちんと算出すること。
ここをやらないと、楽しくお金が使えません。
お金を使うなら、楽しく使いたいですよね。
スタバなんてさ、コーヒーもそうだけど、空間や雰囲気も買ってるわけですから。
予算以上の支出はムダ遣い。
そう割り切れば、少し生活が楽しくなりませんか?
生活のクオリティをムダに落として苦しむ家計管理は賛成しません。
お金って、使い方だと思いますよ。
家計収支の設計方法の手順をご紹介しています。