家計管理のコツ 次のボーナスが待ち遠しい。ボーナスが一カ月でなくなりました?
ボーナスが一カ月でなくなりました?
あっという間にボーナスがない!
「ボーナスが一カ月でなくなりました」
ボーナスあるあるです。
「次のボーナスまでお金が持たないかもしれません」
ボーナスを生活費として当てにしている家計に多くみられます。
そもそも、支給前のボーナスが、すでに支払予定でラべリングされちゃっている。
支給前から決定している支出予定をひくと、使える金額は少ない状態。
しかも、その残額も家計赤字補てんに回されるからお金がすぐに無くなってしまう。
典型的な「計画のない家計」です。
ボーナス頼みの綱渡り
ボーナスを当てにしすぎているわけです。
もちろん、楽しみにしてもいいんですよ。
しかし、楽しみにするのと当てにするのではチョット違います。
当てにする
の意味を調べると、心の中で期待し頼りにする。と、あります。
楽しむ
の意味を調べると、たのしいこととして期待すること。と、あります。
家計管理的なイメージとしては、お金の使い道がすでに決まっていて、それが入らないと困ってしまう状況。
これが、当てにする。
これから使い道を考えるのが、楽しみにする。
こんな感じでとらえてもらえるといいのかなと思います。
ボーナス支給前にラベリング済み
さて、困ってしまうのが、お金を手にする前に使い道が決まっているケース。
これは、
確定支出に対して未確定収入をイコールで捉えているところが最も危険です。
まだもらっていないお金を、もらう前に使っちゃっているわけですから。
ちょっと、まずいですよね。
もし、期待した分のお金が貰えなかったら?
いや、ボーナス自体が支給されなかったら?
前回分まで貰えていたからと言って、今回も当然のごとく支給されるとは限りませんよね?
そういう事態に陥った時の対処方法は考えていますか。
家計相談をしていると、ボーナスのほぼ全額が返済等に当てられちゃう家計もあります。
・住宅ローンの返済
・カーローンの返済
・ボーナス一括払いの購入返済
・固定資産税
・車検や自動車保険などの車関係費
とても怖いな。と率直に思います。
ボーナスで帳尻合わせる家計は問題の先送りだと認識する
ボーナスが楽しみに使えていないのであれば、抜本的な家計改善の必要があるかもしれません。
と、いうのも、月の収入とボーナスを合わせて生活支出を賄って家計を回している からです。
生活支出は月の収入で賄っていくのが基本です。
ボーナスが期待している額に満たなかった場合に、支払いが滞ってしまうような家計設計はリスクが大きすぎます。
なんとかギリギリ回せてるから大丈夫。
では、ありません。
素人がいきなり綱渡りのロープを進んでいるようなものです。
今は、たまたま問題が先送りされているだけ。
これを読んでドキッとした人は、すぐに家計改善に取り組んでくださいね。