簿記3級と2級のPC(ネット)試験の驚きの合格率。統一試験とどっち受ける?

簿記3級2級のネット試験驚きの合格率

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簿記3級2級の統一試験とネット試験の特徴

現在日商簿記検定はペーパー試験である年3回の統一試験と通年実施のネット試験があります。

どちらで受けたらいいのか迷いますよね。

合格しやすいのはどっちの試験方式か気になりますよね。

今回はネット試験の最新の合格者データのご紹介もしながら、統一試験とネット試験の特徴を簡単にご紹介していきます。

ご自身にあった試験対策を立てる参考にしてください。

まずは、統一試験とネット試験の合格率比較からです。

年間50万人の受験者数をほこるビック資格である日商簿記検定。

もはや一般教養課程で学校の授業に組み込んじゃってくださいと言いたくなるほどの受験者数の多さですよね。

ご存じの方も多いとは思いますが、サクッと概要を確認しておきますね。

簿記3級、2級ともに受験資格はありません。

2級は簿記3級合格が受験資格。

というわけではないので、いきなり簿記2級受験、もしくは、簿記3級と2級のダブル受験もOKです。

内容は簿記3級は商業簿記、2級は工業簿記が加わります。

試験時間は3級60分、2級90分です。

合格点はどちらも70点。

70点取れば必ず合格します。

試験方式は今回のテーマですね。

統一試験とネット試験。

どちらで受けるか迷われる方多いと思います。

スタートしたころはネット試験の方が問題が簡単で受かりやすいなんてうわさも飛び交いましたが、現在日商発表では、統一試験とネット試験の難易度は同じだそうです。

そこを踏まえて、合格率を確認していきましょう。

 

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簿記3級の合格率 ネット試験VS統一試験

簿記3級から合格率を見ていきます。

統一試験の合格率は、ざっと見でおおむね5割程度といったところでしょうか。

一方、ネット試験。

こちらは、なんときれいに並んでますね。

41%

ネット試験導入後で統一試験を見ると、便宜的に単純に平均してみると3.8割。

ただ、スタート時の2回はあまりにも低かったので、直近2回で単純割すると5割。

若干、統一試験の方が合格率が高い結果になっているようです。

簿記2級の合格率を見た後に、統一試験とネット試験のメリットデメリット比較をしていきますので、このまま見ていてくださいね。

簿記3級2級の統一試験とネット試験の特徴

簿記2級の合格率をみていきましょう。

統一試験の合格率はざっと見でおおむね2.5割くらいでしょうか。

一方、ネット試験の方は、おおむね4割程度となっています。

ネット試験開始以降の統一試験でざっくりみても2.5割くらい。

ネット試験の方が合格率が高くなっていますね。

統一試験が廃止?

面白いですね。

簿記3級は統一試験の方が合格率が高く、簿記2級はネット試験の方が合格率が高い。

とはいえ、現在まだ始まったばかりですので、この結果に特に意味付けしたり仮説を立てるのはあえてやめておこうと思います。

事実として公表されている合格率をお伝えすることにとどめておきますね。

さて、そこで、どっちで受けるか?

これなんですが、東京商工会議所では2023年2月の試験で統一試験は廃止予定です。

他の商工会議所も縮小傾向にこのまま流れていくのかは不明ですが、今現在では統一試験とネット試験の両方から選択できるので両方のメリットとデメリットを簡単に確認しておきたいと思います。

統一試験の最大のメリット

ペーパー試験、統一試験のメリットはなんといっても、試験日が決まっていることです。

そんなこと?

と思われるかもしれませんが、これ、メチャクチャ大きいです。

特に大人の試験では忙しい中での受験生活になりますからどうしても先延ばし傾向になりがちです。

試験日が決まっていると、その日までに何とか仕上げるパワーがでますので、合格できる可能性が高まります。

一方、ネット試験はいつでも受験可能なので、ズルズルとしがちですね。

そんなことないよと思われるかもしれません。

実際に私の受講生さんたちでも、統一試験落ちたらネットで受けますとおっしゃってた方、統一試験落ちた後、準備不足を理由にいつまでもネット試験を申し込まないでズルズルケースがあります。

そこで、特にPC試験受験される方なんですけど、やってほしいことがあります。

ネット試験対策

それは、試験日を決めることです。

試験日を設定しておかないと先ほどお伝えした通り、ズルズルと先延ばしになりがちです。

いつでも受けられる。

は、

いつまで経っても受けない。

になってしまいます。

私のチャンネル動画で耳タコかもしれませんが、またお伝えしますね。

受験日から逆算して計画を立てること

オススメします。

合格するための逆算での計画策定時のポイントのコツ

3点あります。

先延ばしにしていつまで経っても受験しない、合格できないを避けるためのポイントです。

簡単なことですが効果大きいので、ぜひご自身の計画に取り入れてみてください。

合格の決め手は計画

毎日勉強できる人は凄いですよね。

私にはできません。

もちろん最初はやるぞーという意気込みが凄いのですが、数日でやる気パワーは見事に小さくなってしまいます。

毎日勉強する習慣のない人は、いきなりハードルを上げないことをおススメします。

リスタートするにはおおきなエネルギーが必要になってしまいますから、

計画に余裕を持たせることも大事ですね。

毎日ぎっちり勉強スケジュールをいれて受験計画を立ててしまうと、体調不良や気持ちが恐ろしく乗らないときに計画通りにいかず、来月受ける予定を再来月にしようかなと、計画の作り直しになって先延ばしリスクが高まってしまいます。

突発的な事態がおきても対応できるよう計画に余裕を持たせた上に、さらに、リカバリ^デイを取り入れることもオススメです。

計画通りに進まなかった場合に、未消化部分を消化する時間をあらかじめ組み込んでおくことです。

例えば、毎週日曜日は予定を入れずにその週のやり残しにあてる。

などです。

現在の簿記検定合格の決め手は計画です。

ズル伸ばしにならない計画を立てて、合格を勝ち取ってください。

※1カ月で合格する計画の立て方は2022年10月4日YouTube動画にて配信いたします。
ぜひご視聴ください。

 

この記事を書いた人

FPおおき
日商簿記検定1級
税理士試験科目合格(簿記論)
簿記3級通信講座講師経験あり