特別費の管理方法と家計簿の書き方のコツをマスターして貯め家計を作る
特別費(GW費用)の管理で貯め家計を作る
家計簿歴(もうすぐ)37年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)おおきです。
家計簿の書き方に関するお悩みを大変多くいただきます。
特にレジャーによって家計が圧迫されるお悩みは心が痛いです。
楽しくGWを過ごせるように、家計簿に一工夫入れてみましょう。
今回はGW費用(特別費)を題材に、家計簿の書き方についてお届けしたいと思います。
貯金のできない家計は特別費の管理が苦手な傾向になります。
特別費を管理して貯め家計に変えていきましょう。
目 次
レジャー費は対策しておくと楽しく過ごせます
夏のレジャーも同じく対策を立てておきましょう
◆家計簿の別記帳と別財布でケチらず夏のレジャー費を使って楽しむ
また、特別費はYouTubeでもたくさん配信しています。
すべてご視聴いただくと、特別費の管理がグンと楽になりますよ。
下記クリックしてご活用ください。
特別費の家計簿記帳
結論から先にお伝えしますね。
特別費はお金も家計簿への記帳も月の家計とは別にします。
家計のコントロールが難しくなる原因の一つが特別費です。
特別費によって家計が圧迫されて苦しいという状況を生まないためには、月の家計とバッサリ切り離すことです。
特別費を毎月の家計から分離することがコツです。
毎月の家計と特別費を分離することにより、特別費がかさんだときでも家計にダメージを与えることがなくなります。
では、どういうことか、内容を見ていきましょう。
特別費(GW費)のねん出方法
特別費の一つであるGW費用のねん出方法は次のようなものがあります。
▶1・GWの所属する月の生活費から出す
▶2・貯金を取り崩す
▶3・なんとなくお金をかき集めて使う
▶4・GW費をあらかじめ用意しておく
家計を拝見していると、ほとんど1~3のパターンでゴールデンウイークを過ごしています。
お出かけしてもお金をなるべく使わないようにすることばかり考えてちっとも楽しめませんよね。
楽しむどころか、むしろ辛いと皆さんおっしゃいます。
では、どのように資金を準備しておけば、ゴールデンウイークを楽しく過ごせるのでしょうか。
いまからご紹介しますね。
生活費から特別費(GW費)をねん出できる家計
まずは、例外家計バージョンからみておきましょう。
ゴールデンウイーク費用をその月の家計内で賄えるケースです。
このような家計は、月の家計支出の一部として特別費を扱うことができます。
食費、交際費、などと同じように特別費(GW費)を家計簿に設定し、記入していけばいいでしょう。
月の家計でゴールデンウイーク費用を賄えるのは、正直言えば羨ましい家計です。
月の家計で特別費(GW費)を賄う場合の注意
月の家計からゴールデンウイーク費を支出する場合でも、予算は立てておくといいですね。
予算立てせずに、使いすぎてしまえば、その月の家計を圧迫することになります。
特別費で家計が圧迫されると、ほとんどの場合に食費を削って調整することになります。
どのくらいのお金が家計からねん出できるのか、把握しておくことをおススメします。
特別費(GW費)が家計リスクになるケース
いまみてきた家計はゴールデンウイーク費用が賄えるケースでしたが、その逆バージョンです。
家計からは余計なお金がねん出できません。
ゴールデンウイークのために、貯金を取り崩す、なんとなくそこいらからお金をかき集めて対応するようなケースです。
このような対応の家計は、多くの場合で家計簿はつけておらず家計も把握していません。
ゴールデンウイークのお金ないなぁ。
あ、児童手当入ってなかったっけ?
このような調子で、お金が消えていく家計です。
そのため、ゴールデンウイーク費の記帳方法云々という問題は生じないでしょうが、家計運営自体の問題は生じますね。
特別費で貯金を取り崩している家計は、家計管理を始めましょう
家計簿をつけていない家計は、まず、家計簿をつけ始めるといいでしょう。
家計を把握していない状態では、特別費の管理のお話は全く役に立ちません。
早急にわが家の家計収支を把握することをおススメします。。
家計の組み立て方はこちらをご参考にしてください。
家計を把握した後に、ゴールデンウイーク費用のねん出は下記の方法を行うといいでしょう。
一般的な家計のお話し
ゴールデンウイーク費(特別費)を毎月の家計とは別途に確保しておくのが、一般家計ではおすすめの対策です。
ゴールデンウイークに使う金額を見積もって、月の家計とは別にお金を準備しておく方法です。
月の家計とゴールデンウイーク費(特別費)を別にすることで、貯金に手を付けたり家計を圧迫したりせずに済みます。
毎月一定額を貯めてもいいでしょうし、ボーナスから配分してもいいでしょう。
仮に、ゴールデンウイーク費を12万円とするのであれば、毎月1万円貯めていけば準備ができます。
もしくは、毎月5千円貯めて、ボーナス時に6万円(3万円×2回)確保します。
簡単に言えば、毎月積み立てて用意するわけです。
このように別途確保したお金は、家計簿上は既に支出した記帳になります。
※預貯金(特別費のプール分)も支出として月の家計上は把握します。
特別費(GW費)は、すでに家計と切り離されたお金
家計管理上、既に支出(積立貯金)したお金です。
全額使っても、ゴールデンウイーク時の属する月の家計への影響は一切ありません。
そのため、その月の家計簿に記帳してしまうと、当然ながら収支が合わなくなってしまいます。
ゴールデンウイークのために用意したお金は、に実際に使ったときでもその月の家計簿に支出として記帳する必要はありません。
ゴールデンウイーク用に準備したお金ですから、記帳のことなど考えずに楽しく使い切ってOKです。
とはいえ、管理しないと落ち着かない。
そんな人は、ゴールデンウイーク費を封筒に入れておいて、そこに支出をメモしておくといいでしょう。
来年の予算を立てるときにも役に立ちますから。
特別費(GW費用)と家計簿の書き方まとめ
お金をいかに楽しく使うか。
それが、家計管理です。
ゴールデンウイークの属する月の生活を圧迫しないように、家計とは切り離されたお金を準備しましょう。
月の家計とは切り離したお金ですから、家計簿への記入は必要ありません。
封筒や、家計簿の余白にメモ書きをしておくと、次年度の予算立てに役に立ちますね。
今回はゴールデンウイークを例に特別費の準備と家計簿への記帳をご紹介しました。
また、家計簿の書き方や家計の管理方法にお悩みのある方は、講座で学ぶのもオススメです。
下記の家計簿講座では、家計簿の書き方や家計管理まで一通り学べます。
効率よく貯め家計を作りたいと思われましたら、ぜひご活用ください。
家計簿は学ぶ時代です。
FPおおき
1級ファイナンシャルプランニング技能士
家計簿歴36年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)
新聞雑誌などメディア掲載多数