袋分け家計簿で貯金成功する家計簿の書き方のコツをFPが解説
袋分け家計簿のつけ方のコツ
家計簿歴(もうすぐ)37年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)おおきです。
家計簿の選び方は家計簿生活始めの一歩です。
しかし、どの家計簿を使えばいいのか?悩みどころですよね。
そこで、今回も袋分け家計簿についてご紹介していきます。
袋分け家計簿が上手くいかない理由についてYouTubeでも配信しています。
目 次
袋分け家計簿の封筒は1年間使用する
市販の袋分け家計簿についてくる封筒は、各費目ごとに1年間使用する設定となっています。
費目分けが前提で作られていますね。
※異なる様式の袋分け家計簿も存在するかもしれませんが、現状未確認です。
一年間使用するとなれば、お金を使うたび封筒に記入するわけにはいきません。
しかし、お金の出し入れだけで、支出を記入しないとなると、何にいくら使ったのかさっぱりわかりませんよね。
支出の記帳は大事です。
そこで、封筒に記入できないとなれば、支出のたびに別途家計簿に書くことになります。
家計簿への記帳は費目ごと
費目ごとに予算を設定して袋分けするのですから、当然記帳も費目ごとになります。
費目というのは、支出をグループ分けした名称です。
▶トイレットペーパーやシャンプーは日用品費。
▶電車バスなどは交通費。
費目ごとに記帳する。
これは、問題ないと思います。
封筒のお金と家計簿を一致させたい
お金を使うごとに家計簿に記帳しますよね。
使った金額だけを記入すると、封筒のお金がいくら残っていればいいのかわかりません。
予算から使った金額を差し引いた残額もつど家計簿に記帳しておくと、手許の現金と一致させやすいでしょう。
手許にある市販の袋分け家計簿の書き方
私の手許にある市販の家計簿は袋(封筒)と家計簿がセットになっています。
手許の現金は袋で費目別管理をしますが、支出した金額は家計簿に費目ごとに記入していくタイプのものです。
毎月、費目ごとに日付、内容、金額を家計簿に記入するようになっています。
一カ月の最終欄に使った金額の合計を集計。
さらに、予算で割り振った現金がいくら残った(足りなかった)か記入します。
この家計簿の書き方は、残高を一カ月間求めることはありません。
ということは、今日現在封筒の中にある現金が正しいかどうかすぐには判明しません。
今までに使った金額を合計して予算から差し引く手間が必要になるのです。
一言で言えば、使いづらいですね。
家計簿を続けるコツは手間をなるべく省くこと
家計簿を継続させるためには、とにかく手間を省くことです。
効果の少ないことは行わずに、効果のあることだけを取り入れる視点が大事です。
今筆者の手許にある市販の袋分け家計簿であれば、使った金額欄の横に残額を記入するスペースがあれば封筒の中の残金勘定の手間が省けて便利でしょうね。
封筒の金額と一致するか確認しやすくなります。
費目ごとの袋分け家計簿
個人的には、費目ごとの袋分け家計簿、いわゆる費目ごとの予算分け管理は推奨していません。
手許でやりくりするお金の範囲で何に使おうが「どーでもいいよね」と思っているからです。
仮に一カ月のやりくり費予算を10万円としましょうか。
▶5月は食費6万円、日用品2万円、飲み会2万円。
何かで使えば何かをセーブすればいいのです。
トータルで予算を超えたらアウト。
ルールはこれだけでよくないですか??
週単位の袋分け家計簿
やりくり費をトータルで考えるのであれば、週単位の袋分けが相性よさそうです。
何に使おうが、一週間で使えるお金はこれだけ!ですから。
その予算の範囲でバランスをとればいいのです。
スタバでコーヒー飲んだら、ムダ遣いに後悔するのではなく、なにかでリカバリーすればいいのです。
シャンプーをワンランク落とすとか、夕飯に残ったカレーを使いまわすリメイクメニュー取り入れるとか。
袋分けを週単位にすると、家計簿への記入も楽になりますね。
費目ごとの支出把握ではなく、1週間に使った金額だけの把握で済みますから。
袋の中の金種をお金を使うたびにそろえなくても済むというのも楽ちんポイントでしょう。
週ごとの袋分けをするなら、特別な費目だけ袋分け追加ではどうだろう
そうはいっても、どうしても個別管理から外せない費目もあるでしょう。
持病があって病院代がコンスタントにかかるとか。
こういう場合は、その特定の費目だけ、袋分けにしてお金を確保してもいいでしょうね。
特定の費目を追加しても記帳項目はそう増えず、大きな負担にはなりませんから。
家計簿の書き方とお金の管理をシンプルにする
ずばり、袋分け家計簿のデメリットは煩雑さです。
特に費目別管理のケースですね。
この煩雑さが気にならない人であればいいのかもしれません。
一方、予算を大きく意識できるのは袋分け家計簿のメリットです。
ただし、この予算が適切な配分となっているか検証は必要になります。
ムリな予算配分で過度な節約を強いられてしまわないように注意が必要でしょう。
両方を上手く融合させたまとめは次の通りです。
袋わけ家計簿と家計簿書き方のまとめ
袋分け家計簿を利用するのであれば、費目単位ではなく、週単位の袋分けをする。
特に管理したい費目は別途袋分けする。
家計簿の書き方は、費目別ではなく週単位にする(特に管理したい費目は別途費目ごとに家計簿へ書く)。
これで、やりやすくなるのかなと思います。
袋分け家計簿を利用しても家計簿は手書きをおすすめします。
この記事は家計簿インストラクター講座のサイトで書いています。
ご参考になさってください。
フランスの家計管理支援も家計簿が重要アイテム
また、袋分け家計簿のやり方に悩むようでしたら、家計簿の基本を講座で学ぶのもオススメです。
下記の家計簿講座では、家計簿の基本からお金を貯める家計管理までの基本が一通り学べます。
家計簿に悩んでいるよりも、基本を学んで効率よく貯め家計を作りたいと思われましたら、ぜひご活用ください。
FPおおき
1級ファイナンシャルプランニング技能士
家計簿歴36年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)