臨時出費から家計を守るコツ。貯金を崩さないために毎月行う簡単な方法
貯蓄は自分を救う
家計簿歴35年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)おおきです。
家計のお悩みをたくさんいただきます。
「少し貯金ができたと思ったら臨時出費によって貯金が全額無くなります」
貯金して臨時出費が起こって貯金はトントンもしくはマイナス。
このような繰り返しで家計は次第に狂い始めます。
そこで、今回はよくある家電の買い替えによる臨時出費を題材に対策を考えていこうと思います。
目 次
家計の鉄則!家電は壊れる
わかってはいるものの、使えている間はついつい、このままいつまでも使えるのではないかと……
そんなことを考えてしまうのが「家電」。
壊れるとは思いつつも、その日が今日来るなんて!
いざ壊れてから、
さあどうする!
臨時出費!
お金ないからボーナス一括払いにするかなあ~
と、慌てるのが「家電買い替え」の好ましくないセオリーですね。
臨時出費用資金を準備しておくことの大事さ
電気製品だから、必ず壊れると思いつつ……
わかりつつ……
予算だてしていないのが「家電」買い替え費用。
ですよね?
家電はまとまったお金が必要になるものが多いから、予め準備しておいたほうが安全です。
壊れてから買い替え資金を模索するよりも、毎月もしくは毎年、家計から一定額を家電買い替え用にプールしておくといいでしょう。
お金がないからといえ家電なしで生活できる自信はない
特に冷蔵庫や洗濯機、エアコンなどは壊れたら生活に支障をきたします。
と、書いても、あまり伝わらないのが問題。
そこで、ちょっと想像してみましょう。
冷蔵庫が壊れました!
さあ、生活はどうでしょう。
冷蔵保存ができなければ、生鮮食品は日々必要な分だけ購入しなければなりません。
もちろん冷凍ものはNGです。
そんな状態で、さらにエアコンの壊れた夏。
部屋の暑さで、食品をテーブルに出しておくことすら出来ません。
毎食きっちり食べきるべし。
飲み物は常に常温。
胃腸には優しい感じ。
それでもなんとか頑張ってみたものの、今度はガスレンジが故障……
カップラーメン系もアウト!
え~~~~~~~~!
臨時出費の怖さ!家電の買い替えは立て続けに発生する
一言でいえば、不便すぎです。
とはいえ、そんなに一度に壊れるわけないし、大袈裟。
と、思われますでしょ?
家電って、購入時期が同じケースが多くて、壊れる時期も以外と同じ頃だったりします。
何か壊れて買い換えたらまた次に何か壊れた。
そんな経験があるかと思います。
臨時出費関係は高額になりがち
家電は生活に直結しているので、壊れたらすぐに買い換えたいものです。
しかし、生活必需品である家電はいいお値段がします。
月の家計から捻出できる金額であればいいのですが、なかなか難しいでしょうね。
そこで、こういった家電の買い替え資金を見積もって少しずつ貯金しておきましょう。
10万円すぐに用意しなければならないのと、毎月1万円ずつ10カ月で準備していくのでは家計における負担感が異なります。
臨時出費にあてるお金は月の家計から切り離して別途確保していきましょう。
臨時出費用貯金って、カード利用と同じじゃないの?
毎月1万円貯蓄して購入せずとも、カードで買えば、毎月1万円ずつの支払いになるよね?
(返済を月1万円と仮定した場合)
カードで購入すればポイント付くし。
こんな風に感じる人がいたら、それは不正解です。
現金を貯めることは、貯蓄ですからストックです。
一方カード利用での購入は借り入れの増加です。
家電は現金で購入するようにしたいところです。
ボーナス一括払いなど金利なしの契約でも、おすすめはできません。
もちろんリボ払いなども同じです。
ポイントをつけるためのカード利用でしたら、カード払いにしてもその分の現金を準備しておくことが大事です。