住宅購入後にリフォームと建て替えがあるなんて聞いてなかった

購入時に、先のことなんて考えもしなかったよ。
リフォームや建て替えが生じたときに、こうおっしゃる方は少なくありません。
新たに住宅に関連する資金が必要になるとは思いもよらなかったと。

住宅購入相談にお越しになる方は、当然ながら、目の前のマイホームしか見えていません。
いくらの物件が買えますか?
この質問の意図は、先のリフォームや建て替えに要する費用を勘案したものではありません。
住宅ローンを無事に払い終わることができるかどうか。
そのための借入金額を知りたいということです。

家計簿を拝見していると、家計収支トントンで住宅ローンを組まれている人を多く目にします。
しかも変動金利で。
この時点で、ムリな借り入れだと判断ができます。

いくらの物件が買えるのか?

この答えを出すには、将来の必要資金を準備できる家計を作れる範囲内での住宅支出への配分を考えることです。
ようは、スタート時の住宅購入費用に目いっぱいの家計設計を作ってしまうと、将来リフォームや建て替えの必要が生じたときにお金がなくてできない、もしくは借り入れをすることになるわけです。

時折、住みつぶすから大丈夫と答える方がいますが、そういうわけにもいきません。
仮に35歳で戸建てを購入したとしましょう。
屋根や塗装、水回りなどのリフォームや修繕は何とか行って、70歳で住宅ローンを完済。
そのころには、もしかしたら階段を上るのが辛い足腰である可能性も否定できません。
すると、手すりを付ける、段差をなくすなど、大規模なリフォームが必要になります。

新築戸建でも20年を過ぎると、かなり気になる部分が出てくる。
と、弊所のご相談者さんでリフォームローンを組むことを検討される方もいます。

60歳以上であれば、住宅金融支援機構にリ・バース60という商品があります。
リバースモーゲージ型住宅ローン。
これは、住み替えやリフォームに利用できる商品です。
※商品詳細の説明は割愛します。住宅金融支援機構HPでご確認ください。

リフォームや建て替えは、住宅購入時に見えていないだけで、すでに予測できる費用です。
あらかじめ想定して、スタート時の住宅に目いっぱい資金投入しないほうが安全ではないでしょうか。
あと100万円出せば、角部屋だから。
など、購入金額を直前にアップされる方もいますが、算段のない購入は不安を老後に持ち越すことになりかねません。

資金計画は目先の物件だけでなく、将来も見据えたものとなるようにしたいところです。
相談費用はかかっても、専門家にご相談されることをおすすめします。
お近くのファイナンシャルプランナーを探してみるといいでしょう。