特別費の予算管理は家計簿の別記帳と別財布が基本!やり方を詳しく解説

特別費は家計簿のどこに書く?

家計簿歴35年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)おおきです。

家計簿のお悩みをたくさんいただきます。

その中でも、レジャーに関しては気持ちの重くなるお悩みをお聞きすることが多くあります。

レジャー費のような特別費は、月の家計とは別に確保しておくことが家計管理のポイントになります。

楽しい夏休みを過ごすためにはどのように特別費を準備をすればいいのか考えていきましょう。

特別費の作り方

 

まとまったお金の動く夏のレジャー

レジャー費用はどこからねん出していますか?

レジャーに出かけても、入場料や外食、高速代などお財布を取り出すたびに気分はブルー。

またお金使うのか。

と、ため息がでては、心からレジャーを楽しめませんよね。

そこで、まとまったお金の動く夏のレジャーを楽しむために家計とは別財布を用意しましょう。

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特別費(レジャー費)は月の家計と切り離すために別に貯める

夏の長期休暇は、旅行をはじめとするレジャー費がかさむ時期です。

レジャー費のような特別費は、家計を圧迫しないようにあらかじめ予算分を家計と切り離してしまうと安心です。

具体的には、月々もしくはボーナスから一定額をレジャー費として積み立てるのです。

仮に15万円のレジャー費を貯めるとしましょう。

毎月1万円と年2回のボーナス時に1.5万円を積み立てていけば達成することができますね。

8月に旅行に行くのであれば、8月の家計から旅行代は捻出せず、この積立金から支出します。

この積立金は、POOL口座を利用して、物理的に家計と切り離して確保しておきます

給料の入金される口座資金は、光熱費の引き落としや食費などもっぱら生活費に充てられますよね。

ここに置いたままにしておくと自然と生活費に流れ込んでなくなってしまう危険があるからです。

 

特別費は口座を別にするPOOL口座はこちらで使い方を解説しています。

家計簿だけじゃない!貯金上手は家計の口座が3つのテク

 

特別費は必ず予算を立てる

レジャー費に限らず、特別費は「予定していなかった」出費の温床になりがちです。
せっかく15万円貯めても、行き当たりばったりでお金を使っているといざというときにお金が足りなくなってしまいます。
POOL口座に貯めたレジャー費15万円の金額を上限として予算を立てましょう

例えば、夏休みに充てるレジャー費を旅行中心に予算を振り分けるとしましょうか、
15万円を次のように振り分けます。

 

旅行に10万円

近隣のお出かけに3万円

外食に2万円

 

レジャー(特別費)を作って楽しく遊ぶ

特別費で家計と別に確保したレジャー費は使い切って良いお金

レジャー用に確保した15万円は生活に影響することの無い、使い切ってよいお金です。

予算を目安として、あとはお出かけの計画を立てるだけです。

もし、予算を立てなかった場合はどうでしょうか。

 

・旅行から帰って精算したら14万円(お土産や現地での飲食が思ったよりかかった)だった。

・近隣へのお出かけを合計したら4万円使ってた。
(レジャー費は足りなくなったので、生活費から3万円支出)

・外食費が足りなかったので、貯金を取り崩して使った。

 

予算を決めておかないと、その場の状況に合わせて、このようにズルズルと支出は肥大してしまう危険があります。

計画なしでは使い切ってよいお金以上に使ってしまいがちです。

特別費の家計簿への書き方

さて、このレジャー費をどのように家計簿に書いていけばいいのでしょうか?

家計簿への書き方はレジャー費を含む特別費全般同じです。

特別費はすでに毎月の家計収支においては、特別費(レジャー費)として支出したものと仮定して(実際にはPOOL口座で貯めています)家計から切り離しています。

そのため、使用したときに月々の家計収支に改めて組み込む必要はありません。

POOL口座のメモ書き等に、15万円の予算別支出金額もしくは残高を記載しておけばいいのです。

レジャー費の支出内容を残しておきたいのであれば、どこか余白に書いておくといいでしょう。

家計を圧迫するような特別費には夏のレジャー費のほかにも、クリスマス費、ゴールデンウイーク費などがあります。

どれも同じように特別費として積み立てておくとかけい家計が圧迫されることなくイベントを楽しめるようになりますよ。

クリスマス費も特別費として予算を確保クリスマス費も特別費に計上して楽しく過ごす

クリスマス費用は家計簿のどこに書く?