プリペイドカードで赤字家計に突入する恐怖
プリペイドカードで赤字家計に突入する恐怖
キャッシュレスは本当に消費者にメリットがあるのか?
キャッシュレス化へ舵切を始めた日本政府。
消費税を10%へアップするタイミングに合わせて、キャッシュレス化の導入を店舗側に促進するようです。
日本は導入が遅れているといわれるキャッシュレス。
しかし、足踏みをそろえることにメリットはあるのでしょうか。
そのメリットは誰にあるのでしょうか。
キャッシュレスがもたらす心の会計への弊害。
実は、数年前に自分自身で実感しているんです。
スマホ契約のキャッシュバックがプリペイドカードに行われた時に……
心の会計バランスが崩れる
その時は1万円キャッシュバックでした。
財布から現金を確認せずに物が買える不思議な感覚。
お金のやり取りがなくなると、こんな心の変化が起きました。
値段を吟味しなくなる
適当に商品を掴んでレジへ行き、カードを出す。
これで、買い物を済ませてしまうようになりました。
確かに、リアルタイムでカード残高の確認はできます。
しかし、ただの数字なんですよね。
血が通っていない。
痛みを伴わないのです。
お金が手許から離れていく痛み
財布からお金を出すときって、痛みも伴う時もあるわけです。
ああ、1,000円しかないのに、400円の買い物は痛いな。
350円のこっちにしとこうかな。
とか、
1万円札と少しの小銭が財布にあった場合は、1万円を崩したくないな。
小銭で買えるもので抑えておこうかな。
こんな風に、買う前にちょっと考えるんですよね。
習慣が壊れるのはあっという間
プリペイドカードに慣れてきたある日、はたと気づきました。
ヤバくない?
この感覚。
今まで、何十年もクレジットカードを持たず、ずっと現金でコントロールしてきたにもかかわらず、たったの数日でそれが崩れてきてしまったのです。
便利さと引き換えに、支出をコントロールする能力がなくなってしまう。
怖くなったので、残額そのまましてプリペイドカードはお蔵入りになりました。
キャッシュレスにリトライ
しかし、ここ最近のキャッシュレス化への流れを受け、再登場しました。
プリペイドカード。
完全キャッシュレスのファミレスが東京馬喰町に登場し、赤羽駅のホームにはキャッシュレスのコンビニ?が登場。
ちょっと、慣れておく必要もあるかもしれない。
そんな気もちで眠れる獅子を起こしてみました。
あっという間の玉砕
キャッシュレスにリトライするも、あえなく玉砕。
たったの2日で起こったのです。
現金なら買おうとも思わないちょっとコスト高のスムージー。
視界に入ってきました。
気付けば手に取ってる。
しかも、そんなに高くないかもね。なんて、買う理由を準備し始める。
ヤバいな。
と、今回も思いまして、またしてもお蔵入りになったプリペイドカード。
あっという間に気持ちがゆるくなってしまいます。
キャッシュレス化が進んで、リアルタイムで支出が記録、閲覧できれば家計管理が上手くいくって、政府のキャッシュレスビジョンは本当ですか??????
キャッシュレスを推奨するFPさん、どうですか?