市販のおすすめ家計簿2021年。家計簿FPが使いやすさを検証してみました

おすすめの市販の家計簿を探してみました

家計簿歴36年の家計簿FPかつ、家計簿インストラクターのおおきです。

今年も家計簿研究のために市販の家計簿を購入してきました。

そこで、市販家計簿のおすすめ(部分)をピックアップしてみようと思います。

 

 

 

 

おすすめ家計簿の選び方のコツ市販の家計簿を選ぶ前にちょっと知っておいてほしいコツ。

家計簿の選び方のおすすめ2021年度

 

チコちゃん家計簿

今年目についたのは、チコちゃん家計簿2021です。

 

 

チコちゃん家計簿

 
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まぁ、表紙からインパクトおおきいですよね。

思わず手に取ったら、中身のページは色遣いがめちゃくちゃうるさい。

その割に嫌な感じを受けず、開いてすぐに閉じるパターンの家計簿ではありませんでした。

※当然ですが個人的感想です。

チコちゃん家計簿でいいなと感じたページはこれです。

わが家の年間行事の出費をメモしてみて

一年間に支払うお金を書き出してみると、毎月の生活費以外にもたくさん支出のあることが分かります。

ということは、毎月の生活費以外に確保してお金ければならないお金があるということですよね。

家計管理が上手くいかない人の特徴として、この支出予測ができていないことが挙げられます。

いざ支出する場面になって、突然支払いが発生したかのように慌ててしまうのです。

予め想定しておくと、資金の捻出に貯金の取り崩しを行わなくても済むようになります。

残念なのは、貯金がやりくり残から捻出する使用になっていることです。

先取り貯金を利用するといいですね。

かんたん袋分け家計簿セット

かんたん袋分け家計簿セットは、セットという名の通り、家計簿と封筒(袋)がセットになっています。

この家計簿でいいなと感じたページは、毎月の記入欄の食費枠が大きいことです。

食費だけ週ごとに記入できる仕様になっています。

家計簿つけて手許でやりくるお金のほとんどは食費でしょうから、食費部分の記入スペースが大きく確保されているのは使いやすいかなと思います。

 

かんたん袋分け家計簿セット

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書き損じを消しても汚らしくならない紙質なのもいいですね。

残念なのは、ひと月の家計プラン作り部分が、変動支出によりやりくり費が影響を受ける仕様になっている部分です。

光熱費などの季節変動費は予算化してしまうといいでしょうね。

みるみる貯まる家計ノート!

みるみる貯まる家計ノートは、とにかく安い。

家計簿挫折の心配から高価な家計簿の購入は二の足を踏むという人でも使いやすいお値段です。

この家計簿の良いところは、支出記入欄にチェックボックスが付いていることです。

クレジットカードを使用したときにボックスにチェックを入れておくことができます。

このチェックをつけた項目を転記するエリアが設けられていますから、こちらに転記すれば使った金額が集計しやすくなるでしょう。

 

ダントツの安さです。

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残念なのは、今月使えるお金が確定するのが光熱費などの金額が把握できてからというやりくり表になっている部分です。

巻末に公共料金記入表が付いているので、これを利用して平均額を算出すると次年度はやりくり費の算出が楽になると思います。

費目も全部毎月記入しなければならないのも面倒かなと。

食費と日用品費くらいはプリントされていると手間が省けて嬉しいですね。

SNOOPYかんたん家計簿

SNOOPYかんたん家計簿は、単純にかわいいです。

色使いもやさしく落ち着いています。

この家計簿は他の家計簿と大きく異なる特徴を持っています。

やりくり費を「食べる、暮らす、その他」の3つに分けて、記入部分をフリーボックスとしています。

この仕様は当協会の家計簿と同じものですから、見た瞬間おもわず「おお」と喜んでしまいました。

当協会ではやりくり費を「食費、日用品費、その他」としています。

費目分けの考え方が同じですね。

SNOOPYかんたん家計簿では、集計欄に行方不明のお金が書ける欄があることもプラスポイントです。

使途不明金はメモで十分です。

その金額が明らかに検証しなければならないほどの金額でなければ、使途不明金のままで把握すればいいと思います。

レシートのない買い物をしない限り使途不明金は発生しにくいので、そんな高額単位にはならないケースの方が多いでしょう。

数百円合わなくて一生懸命使途を思い出す作業はあまり効果がありません。

目安として、万円単位の場合は思い出したほうがいいです。

 

優しい色使い

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残念な点は、日付がプリントされているところです。

給料日によって家計の計算期間が異なるので、自分でひと月の計算期間範囲に印をつけて集計を間違わないようにしなければなりません。

日付が自由に書き込めると嬉しかったと思います。

クロワッサン家計簿2021

クロワッサン家計簿2021は落ち着いた色合いです。

モノトーン好きの人にはいいかもしれませんね。

 

落ち着いた色合い

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この家計簿の良いところは、記入スペースに費目があらかじめプリントされている点です。

ほとんどの家庭で発生しそうな主要な費目をプリントしてあります。

その上で、各自費目を追加できるスペースが多めにとってあります。

毎月同じ費目を記入する手間は本当に避けたいところです。

ある程度プリントされていると、不要な煩雑さから解放されるので助かります。

残念な点は、生活費をメインに捉えているので、しっかりと家計を組み立てて妥当な生活費を割り出せている人にとっては使いやすいだろうという点です。

レシート貼るだけ!かんたん家計簿

レシート貼るだけ!かんたん家計簿は、その名の通りレシートを貼るタイプの家計簿です。

この家計簿の良いところは、安田さん(FP)の家計管理のアドバイスページです。

目先の節約話ではなく、本質的な部分をコメントしてくれています。

お金を貯めたい人の3つのポイントはまさにその通りです。

 

レシート多いと大変かも

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さて、実際にわが家の一か月分のレシートを貼ってみました。

まぁ、レシートの多いこと。

週平均14枚ありましたから、当然ですが貼るのに無理がありますね。

リピーターさん多数で12周年と帯にあるので、わが家のレシートが多いのでしょうかね。

週単位予算になっていましたが、週単位では食費だけ貼りました。

というのも、わが家は食費以外はほとんど支出がありませんから。

日用品費(ひと月で数枚のレシート)は費目分け部分に貼ってみました。

レシート貼るだけ家計簿については個人的に書いていますので、こちらもご参考にしてください。

超家計簿2021

超家計簿2021(お金の超基本実践編)はA5判の家計簿です。

余談ですが、私の手帳はこのサイズなので親近感わきます。

色使いも落ち着いていていい感じですね。

この家計簿の「これからのお金について考えよう」のページはいいですね。

先取り貯金の考え方です。

 

収納しやすいサイズ

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やみくもな金額を先取り貯金として設定するのではなく、ある程度根拠のある金額に設定するわけです。

多くの先取り貯金の指南記事は、「ムリのない金額」で行うものと先取り貯金を説明しています。

しかし、目的を持っている場合(例えば、5年後に300万円の車を買いたい)には、ムリのない金額が仮に月5千円だったとしたら、目的は達成できません。

先取り貯金額はある程度根拠のある金額設定にしないと意味がないのです。

実現したい事柄とお金との関係を考えてみる機会になりいいですね。

この家計簿の残念なところは、固定支出と変動固定支出がひとくくりになっているので、水道光熱費などの変動費がやりくり費に影響を与えてしまうことです。

変動費を一定化してやりくり費が変動しないように工夫すると家計管理が楽になるでしょう。

シンプル家計ノート2021

シンプル家計ノート2021も安いです。

この家計簿は私も使用していた期間があります。

正確には把握していませんが、ロングセラーではないかと思います。

表紙に「お小遣い帳感覚でつけられる」とうたっていますが、正にそのような感じです。

 

シンプルです

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残念なところは、記入スペースが小さいので若い人向けかなと思うところです。

老眼が進んでくると、字が大きくなってしまい記入が辛くなります。

そうなると、巻末で紹介のあるように、シニア世代のシンプルノートに移行したほうがいいのでしょうね。

大きな文字で幅の広い記入スペースとありますから。

入手してみようと思います。

個人的おすすめ家計簿2021

さて、ここまで8冊ご紹介しました。

どの家計簿もメリットとデメリットが当然ですがあります。

家計簿で何をしたいのか?を基準に選ばれるといいでしょう。

書店で色々迷うのも楽しいですからね。

個人的におすすめだと思う家計簿は、SNOOPYかんたん家計簿です。

私の家計簿の考え方によく似ているというのが最大のおすすめポイントです。

ちなみに私が提唱する家計簿もご紹介しておきますね。

費目が3つのシンプルなタイプです。

ちなみにこの家計簿を使った家計管理法は下記の家計簿インストラクター講座でお伝えしています。

 

拙著
超家計簿術では家計管理の基本をご紹介しています。



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家計簿選びのみならず、家計簿や家計管理にお悩みの方は、講座で学ぶのもオススメです。

下記の家計簿講座では、家計簿の書き方や家計管理が一通り学べます。

効率よく貯め家計を作りたいと思われましたら、ぜひご活用ください

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この記事を書いた人

FPおおき
1級ファイナンシャルプランニング技能士
家計簿歴36年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)