500円玉貯金をして貯まったら旅行!より先取り貯金をおすすめする理由
500円玉貯金でいつ旅行に行きますか?
家計簿歴35年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナーおおきです。
家計のお悩みをたくさんいただきます。
貯金できないお悩みはダントツですね。
貯金といえば、小銭貯金はしていますか?
「貯まったら○○を買おう」と、手許の小銭を貯めていく貯金方法です。
お金を使いたいその目的が明確にあるのであれば、小銭貯金は非効率ですね。
今回は、この小銭貯金のうち500円玉貯金について考えていこうと思います。
500円玉貯金が貯まったら旅行に行く
「旅行に行くために500円玉貯金をしているんです。お金が貯まったら、旅行に行こうと思います」
こんなお話しをよく聞きます。
500円玉貯金は、500円玉が財布に入っていたらそれを貯金箱に入れるわけですよね。
どのくらいの頻度で500円玉を貯金箱に入れるのでしょうか。
毎日?
2日に1回程度?
で、いくら貯めるのでしょうか。
500円玉貯金は非効率
疑問なんですけどね。
旅行にどのくらい行きたい気持ちがありますか?
お金が貯まったら行ければいいや程度でしょうか。
たぶんそんなことはありませんよね。
というのも、みなさん500円玉貯金をして旅行に行く希望を楽しそうにお話されますから。
500円玉を毎日貯金したら、1カ月30日として1万5千円貯まります。
半年で9万円。
1年で18万円。
と、いうことは、
不定期に500円玉を貯金箱に入れているよりは、予め旅行用の貯金を確保したほうが確実に旅行に近づくと思いませんか。
貯金する500円玉の出所はお財布が同じ
500円玉を貯金箱に入れるのも、予め貯金を確保するのも、どちらも財源は同じ。
ここがミソなのです。
500円玉貯金は毎月の家計収入から行いますよね。
だとしたら、予め旅行費用を想定し、旅行に行きたい時期を設定して先取り貯蓄を行ったほうが効率的かなと思います。
効率よく貯金するなら先取り貯金を取り入れる
ポイントは、お金の出所が同じだということです。
500円玉貯金も先取り貯金も、毎月の家計から旅行費用として捻出するわけです。
不定期に不明確な金額を気まぐれに行うのか、
それとも、
一定額を計画的に貯めていくのかの違いだけ。
お釣りで500円玉を得ようとせっせと千円札を出しているのもどうかと思いますよね。
完全に非効率です。
貯金するなら逆算
叶えたいことがあれば、今から未来へ向かって歩くのではなく、逆算です。
未来から今へ向かって考えること。
・いつ
・どんなことを
・叶えたいのか
たとえば、このような感じです。
1年後にディズニーランドに2泊3日で行きたい。
明確に目標が決まれば、準備する金額も定まってきますよね。
1年後に24万円貯めたいのであれば、毎月2万円貯蓄すればいいのです。
月の家計から2万円がつらいのであれば、ボーナスを併用して貯めてもいいでしょう。
節約する目的もできますね。
目的が旅行貯金自体であれば問題なし
旅行貯金をして500円玉をお釣りでゲットする楽しさを味わっている。
と、いうのでしたら話は別です。
まあ、この場合、目的も別ですけどね。
旅行をしたいと望むのであれば、叶えられるように計画を立てたほうが効果的だということです。
目的と手段。
これをしっかりと考えて行わないと、夢見る夢子ちゃんで終わってしまいます。
もったいないですよね。
逆算で計画を立てて、先取り貯金して、ぜひ楽しい旅行を引き寄せてください。
家計簿を学ぶ講座(2級)