家計管理のコツ 貯蓄家計が作れない人は将来が作れない

貯蓄家計が作れない人は将来が作れない

家計に余裕が足れば貯蓄する?

今の生活が手一杯で、貯蓄までできない。

アンケートデーターで、貯蓄できない理由の一番に挙がっていました。

家計に余裕があれば貯蓄だって考えられるけど……

と、いうことですよね。

しかし、それは「貯金の重要性」を理解していないのではないだろうか?と、感じます。

貯蓄する意味は何ですか?

以前、相談者さんに「今を我慢して、貯金して意味あるのですか?」と、聞かれました。

この言葉を聞いて、多くの人は「そうかも」と、思うかもしれません。

目先のことだけを考えれば、確かにそうかもしれません。

若いときの後先考えない無鉄砲さも同じでしょう。

今だけを見ているわけです。

しかし、人生は続きます。

今だけではないのです。

家計的に少し先を見てみる

例えば、いまの生活を収入目いっぱい使っていたとします。

全くの備え無しの状態です。

突然、水道周りに不具合が出て修理しなければならなくなりました。

と、いう事態が起こったらどうしますか?

お金がなければ当然ですが、修理をお願いすることができません。

生活費に収入をめいっぱい使用しているので、修理代を捻出する余裕はありません。

とはいえ、不具合を抱えて生活するのもしんどい個所であれば早急なメンテナンスは必要不可欠です。


貯蓄は自分を助けてくれる財産

貯金は、未来の自分に行動を広げてくれるのです。

人生の中で、まとまったお金が必要なシーンは何度でも出てきます。

子供がいればなおさらです。

子供が小さいうちに、貯蓄家計を作らないと、あとで苦しむことになります。

というのも、支出が増加して貯蓄のできない時期がやってくる可能性があるからです。

子供が高校生時代は、貯蓄を取り崩して賄う家計も出てくるでしょう。

習い事やらなにやらで支出の多い家計は、貯蓄がなかなかできにくい傾向にあります。

貯蓄ができるように見直してみましょう。

貯蓄の優先順位を上げる

貯蓄をする家計を作るにはルールがあります。

支出ありきで家計管理を出発すると解決しません。

これも大事、この支出も必要。

と、なって、削るところが食費くらいしか見いだせないからです。

収入から貯蓄を差し引いて、残りで支出を振り分けましょう。

貯蓄額はバランスが必要

貯蓄を先に取るとはいえ、やみくもに貯蓄額を決めては今の生活が圧迫されて苦しくなってしまいます。

将来への備えと今の生活とのバランスが必要になります。

自分の将来への備えを想定してみてください。

どのようなイベントがあって、いくらかかるのか。

それらを実現するために、今の収入を少し未来へ繰り延べることが貯蓄です。

貯蓄により選択肢が広がる

貯蓄があると、未来の自分に選択肢を多くプレゼントすることになります。

イベントの実現にはお金が必要です。

そのイベントのグレード選択にはお金の余裕度が関係してきます。

少し先を見ることによって、貯蓄の必要性を感じることができます。

ぜひ、自分の人生の少し先を考えてみてください。