奨学金を考える:大学資金の作り方・3つを組み合わせる
奨学金を考える:大学資金の作り方・3つを組み合わせる
児童手当を柱にして大学資金を貯める
現行(2017年現在)では児童手当を全額貯金すれ約200万円貯まります。
児童手当は家計費にしない
さらに一歩頑張って、家計から月5,000円を積み立てたとしましょう。
0歳から始めれば、中学卒業時までで約90万円貯まります。
さらに、ボーナス時に1万円ずつ貯めていけば30万円上乗せ可能です。
毎月5,000円の貯金とボーナス時に1万円の貯金
これができれば、児童手当と合わせて約320万円を準備することができます。
大学資金に500万円と思うと途方もなく感じますが、こうして分解してみるとある程度の準備は不可能な金額ではありませんよね。
不足分の確保
しかし、これでもまだ180万円不足してしまいます。
これ以上の貯蓄は難しいという家計も当然ですがあります。
その場合に不足部分は奨学金を利用していくことになるでしょう。
もちろん、月5,000円というのは例ですから、金額は上下しても構わないでしょう。
奨学金を利用すれば貯蓄は不要?
弊所の相談事例として、大学の教育費準備に関しては大きく傾向がわかれています。
ご紹介するのは家計の事情で貯蓄が難しいというケースではなく、家計管理が苦手な富裕層での例です。
・学資保険等を利用して準備をしている人
・奨学金ありきで全く準備をする気のない人
奨学金は子供名義の借金です。
全額準備していくことが難しいのであれば、先の例のように、できる部分だけでも行っておきたいところです。
ザル家計のツケが子供に回る
500万円の借入れと180万円の借入れでは、その後の返済計画も大きく変わってきます。
少しでも借入返済の負担を減らせるように、未来への積み立てを今すぐにでも始めてみませんか。
ポイントは以下の通りです。
・児童手当を貯める
・月5,000円でも貯め続ける
・それでも足りない分だけ奨学金を利用する