大学受験時は親子でお金のことを話すチャンス
大学受験時は親子でお金のことを話すチャンス
お金の話は避けて通れない
子供とお金の話をしていますか?
特に大学進学はまとまったお金が必要になります。
家計的に苦しいなと思う場合は、家計の内情を子供に話すのはためらう人も多いでしょう。
そのため、いざ、お金が必要だという時になって、家計に余裕がないことを初めて知る子供たち。
「うちにお金がないと思わなかった」とショックを口にします。
家計の実情を知らなかったために、奨学金の申し込みもしなかったというケースや、入学金の納入が間に合わなかったというケースもあり、問題は深刻です。
今回は、大学費用の捻出が難しいという前提で話を進めていきますね。
どのように大学費用を工面するのか話し合う必要性
高校に入学した時から先の進路へのお話しと、それに係る費用、そして費用の賄いかたを、子供と何度も話をして、一緒に考えて欲しいと思います。
大学費用は親が用意するのか、子供自身で背負っていくことにするのか。
たとえば、奨学金を利用するが、返済は親が行うとか、子供自身で返済していくなど具体的な部分です。
教育費の負担については教育方針も絡んできますから、ご家庭でどのようにとらえていくのかが大事になります。
とはいえ、家計を預かるママと子の間には情報の非対称性があります。
いきなり、ボン!と、現実を突きつけるのは避けたいところです。
子供と一緒に現状を見据えて、どのように解決していくのか話しあってほしいと思います。
大学受験は思ったよりもお金がかかる
大学費用は、受験期間からかかり始めます。
・塾代、それに伴う交通費や夜食代
・参考書
・模擬試験
・受験料
・郵送費
・入学金
・抑え校の入学金
遠方の大学を受験する場合は、宿泊費、交通費などもかかってきます。
情報収集とお金の準備は早くから行っていく
受験スタイルによっては、抑え校の入学金や塾代などが不要になります。
AO入試などで早々に受験を終え、バイト代を貯めていくのも一つの方法かと思います。
また、各学校の返済不要である給付型奨学金制度を調べて、狙っていくことも方法として考えられます。
インターネットで簡単に調べられますから、めぼしい学校を調べておくといいでしょう。
最新号が発刊されているか調べていませんが、このような本もあります。
大学進学のための全国給付型奨学金データブック
産学社発行
2016年12月発売
ご興味のある人は、最新号があるか否か検索してみてください。
いますぐ動いてくださいね
まだ先のことと思っていても、あっという間にその日はやってきます。
進路は人生においてとても大切な岐路です。
子供と一緒に、準備に余裕を持って取り組んでください。
そして、お互いに納得のできる方法を探してほしいと思います。