家計がカツカツで、給料日は朝一で銀行ATMへ並びます
年収600万円以上世帯のカツカツ家計からの脱出
家計簿歴35年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)おおきです。
年収600万円以上世帯の家計改善をメイン業務としています。
年収600万円以上世帯では毎月家計がカツカツというお悩みも珍しくありません。
節約しているのに家計がカツカツで苦しい!
今月も何とか月末まで頑張ったけど、お金がなくて給料日の朝に銀行へ飛びこむ。
そんな毎作を繰り返している人に、給料日にATMへ並ばなくて済む方法をご紹介していきましょう。
朝一で銀行にGO!
給料日が待ち遠しい!
そして、待ちに待った給料日。
銀行ATM は朝から長蛇の列です。
時間帯にもよりますが、店舗の外まで列が続いています・・・
その中を、いらいらしながら順番待ちするのはかなりのストレスになります。
一日ずらすとストレスなし
毎月毎月、給料日にATMに並ぶ。
同じ行為を繰り返していませんか?
間違いなく、給料日の次の日の銀行ATMはガラガラです。
ストレスなくATM機械の操作が可能です。
このような状態から抜け出すには、家計の「計画」が必要になります。
一日ずらせる余裕を持った家計設計です。
一日分の余裕資金を確保しておく
給料日の翌日に銀行ATMへお金をおろしに行くとしましょう。
すると、問題は、給料日当日の生活費を工面することですね。
手許にいくらあれば一日過ごせますでしょうか。
給料日に手許現金が底をつく家計
給料日当日のATMに朝から行列ができているということは、すでに持ち金がないと推測できます。
どうにか食いつないだぞ。
そんな感じでしょうか。
と、なれば、現在の家計設計に問題がある可能性が高いと言えます。
給料日前日に余裕資金の残らない家計をほんの少し改善するだけで、ATMストレスを避けることができます。
家計を見直してみましょう
まずは、家計を一度見つめてみましょう。
家計簿をつけている人も、家計の見直し方がわからないといいます。
そのため、家計簿はただの記録帳になってしまっていたり。
そこで、今回は、家計簿をもとにして家計を見直す方法を考えていきましょう。
家計簿をつけていない人は、簡単でいいので、とり急ぎ家計簿をつけてみてください。
家計支出がわからなければ、なんら対応が打てません。
家計簿の支出項目を3つに分類する
家計簿の支出を次の3つに分けましょう。
・固定費
・変動費
・やりくり費
固定費は家賃など毎月支出するものです。
変動費は水道光熱費など毎月支出するけれども、使用量等によって金額が変わるもの。
手許で現金支出をする、食費や日用品をやりくり費とします。
この三つに分けると、現在の家計が健全なのかどうかが一目瞭然です。
家計見直しのポイント
見てほしいのは収入から固定費と変動費を引いた金額と実際のやりくり費支出の金額。
ここに大きな差があれば、家計の見直しを急がなくてはなりません。
実際のやりくり支出が10万円なのに、収入から差し引いて本来使える金額が4万円では、到底無理なのです。
そのため、家計はカツカツ。
給料日前には手許のお金が心もとないことになってしまいます。
余裕の持った家計設計をしましょう
徒競争の練習時に、「ゴールの先をゴールだと思え」と先生がアドバイスくれたのを思い出します。
ゴールをゴールと認識してしまうと、無意識のうちにスピードが落ちるのだそうです。
ゴールの先を目指して走ると、ゴール地点は失速せずに通過できる。
ATMに並ぶケースも似ていませんでしょうかね。
ゴールを給料日前日に設定しているか否かで、残る手許の現金が異なるのかなと思います。
給料の計算期間は給料日から給料日の前日まででいいでしょう。
しかし、それでは上手くいかない人は、一日ずらしてもいいのかな。
給料日の計算期間を給料日の翌日から給料日までにすると、ナチュラルにずれますよね。