日商簿記検定3級・2級 156回試験に向けて再受験者への学習アドバイス 東京都江戸川区おおきFP事務所
2020年2月 第154回検定試験お疲れさまでした
東京都江戸川区のおおきFP事務所です。
女性向け少人数の簿記講座を開催しています。
さて、154回検定試験が終了しました。
お疲れさまでした。
手ごたえはいかがだったでしょうか。
目 次
合格の決め手は逆算の学習計画です。
次回の簿記検定へ向けて学習開始
154回試験、お疲れさまでした。
もし、リベンジを考えている人は、一日も早いリスタートをきってほしいと思います。
というのも、落ち込んでいる間もなく、次回の簿記試験日が近づいてくるからです。
さて、そこで問題が生じます。
どうやって勉強すれば次回は受かるのだろうか?と。
合格するまであきらめないチャレンジ。
リベンジ合格した回はなんと、本試験60分で退出し、97点の合格!
合格発表後の過ごし方で次の試験まで有利に運びことができます。
簿記の基本事項を徹底的にマスターする
まず、行ってほしいことは、使用している簿記テキストの例題を一気仕訳することです。
3級なら1冊1時間くらいで解けますでしょうか。
2級なら、商簿は1時間、工簿は2時間くらいあれば解けますでしょうか。
まあ、そんなに大きく時間がとられる話ではありません。
例題を仕訳てもらうのですが、その際のポイントは次の通りです。
スムーズに行えるかどうか。
内容の理解にあやふやな部分があれば、やはり仕訳けるスピードは遅くなります。
さらに、「当たった!」という自信のない正解を減らしていきましょう。
簿記テキストで紹介されている例題は基本中の基本です。
この仕訳がキチンとマスターできているか確認してくだい。
独学で。リベンジ!
簿記テキストであやふやな部分を潰す
利用している簿記テキストを一気仕訳して、不明確な部分が把握できたら、そこをしっかりとマスターしておきましょう。
今回の簿記試験で合格点に達せられなかった大きな原因はここにあると思います。
基本項目がきちんと理解されていないということです。
学習上で一番怖いのが、「知っている」という状態です。
テキスト読むと、わかった気になってしまいます。
しかし、実際に手を動かして仕訳すると、出来ない。
これは、その単元の内容を知っている→出来るへ変える必要があります。
さらに、出来る→出来ているへ変えていくこと。
ここは、練習問題や過去問で確認していくことになります。
自己を過信しない
資格試験だけでなく、なにか学ぼうと思うときに、「知っている」状態で止まる人が大変多いのです。
厳しい言い方をすると、自己の能力を過信しているのです。
そのため、コツコツと基本を繰り返し学習して出来るへ変えていくステップをすっ飛ばしてしまいます。
過去問に取り組んだときに思うように点数が取れない人は、その傾向があると思って基本に戻ることをおすすめします。
幾ら過去問を繰り返し説いても、飛躍的に点数が伸びることはありません。
過去問解いて点数が伸びなかった人。
ぜひ、テキストの例題を一気仕訳してください。
ステップアップは過去問
過去問は基本問題の集合体です。
ですから、個別の論点がきちんと習得できていれば、一定の点数以上は拾えます。
本試験独特の記載の仕方や言い回しに慣れる目的で利用するといいですね。
それと、基本項目が組み合わさったときに、どのように解いていくと効率的か、間違えが少なくなるかを意識しながら解くのもいいでしょう。
繰り返しになりますが、過去問を解いて点数が伸びない場合や時間が足りないケースは基礎力不足ですから、基本仕訳に戻ることをおすすめします。
急がば回れです。
過去問は120分で測らずに取り組むと効率がいいです。
予想問題に取り組まなくてもいい
さて、最後に予想問題にも触れておきましょう。
試験前になると、予想問題を解こう、解かないと不安だという傾向がみられます。
当講座でも、予想問題集のおすすめを聞かれることがあります。
予想問題に取り組むのは、一定の条件をクリアした人だけでいいのかなと思います。
それは、基本学習完璧、過去問完璧。
もう解く問題がない。
こんな人。
そういう人は予想問題に手を伸ばしてもいいかもしれません。
基本的には必要ないと言えます。
必ず購入しておきたい簿記3級対策問題集がある
予想問題買うなら、「日本商工会議所編のここが変わった!日商簿記3級問題集」をしっかりと解いてください。
試験機関である日商が出している公式問題集です。
本試験の出題側が作成している問題集をやらないというのはアウトです!
もしまだ手を付けていなければ、早急に取り組んでほしいと思います。
簿記3級の出題内容が2019年6月から変更されています。
個人商店の会計から株式会社への変更は大きなものですが、それ以外にも新論点がいくつか加わっています。
その変更点を重点的に学べる問題集です。
こんな風に問題出そうかなと情報をくれているわけですから、スルーはもったいないですね。
簿記156回検定試験はコロナウイルスの影響はどうだろう?
155回の6月の試験はコロナウイルス流行のため中止となりました。
日商簿記検定2月、6月、11月の3回のうち、会場の空調の影響を最も受けない受験に適した月だったのですけどね。
とはいえ、仕方ありません。
2020年9月現在で世界的なコロナウイルスの影響が大きく、日本もまだ終息に向かっていないようです。
11月試験は試験実施されるのでしょうか?
という不安もありますが、実施される予定でしっかりと準備するしかないですよね。
日商簿記検定156回にて、満面の笑みで合格証書を手にするためにこの記事がお役に立てばいいなと思います。
頑張ってください。
簿記検定直前になったら、パフォーマンスを最大にするための工夫を行いましょう。
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