家計簿をつけるのは、姿かたちが変わるとわからなくなるからです

家計簿をつけるのは、姿かたちが変わるとわからなくなるからです

あれ?
ここの新しくできたそろばん塾、前なんだったっけ?
そんな経験、頻繁にありますよね。
目まぐるしく店舗が変わっていく街なか。

前は、なんだったろう。
これ、かなりの高確率で思い出せません。

毎日通る道でさえ、起こります。
この公園、前なんだったろう。
見ているはずなのに。
それも毎日。

なんだっただろう。
以前の風景が思い出せません。

それだけ、私たちは意識してものを見ていないわけです。
目に映っているだろうものでも、記憶に残っていない。

意識的にみているものは別としてね。
お気に入りのお店があったとか、そういうのは覚えてるでしょ。

と、いうことは、お金も同じなんです。
お金が何か、モノやサービスに代わる。
その時、特に意識していなければ、覚えていないわけです。
何に使ったのか、さっぱりわからない。

そう、記憶に残っていません。

何に使ったかわからない。
でも、お金がないから、何かに使ってる。

まあ、これで、家計が回っているのなら問題はないのですが、多くの場合なにかしら問題を抱えています。
貯蓄ができないとか、毎月カツカツとか。

そこで、このような傾向の人には、家計簿記帳をおすすめしています。
書くことによって、何に使っているのか意識することが大事だからです。

家計簿を付けるだけでも、支出抑止効果は生じます。
と、いうのも、記帳してみると、それだけで大きなフィードバックがあるからです。
具体的には、「え?こんなにお金使ってたの?」という感じ。

こんなケースがありました。

赤字の原因がパパのお酒やたばこ代だからどうにかしてカットしたいというお申し出。
家計簿を付けていなかったので、まずは3カ月記帳してもらいました。
すると、驚く結果が出たのです。

赤字の原因は実は、ママでした。
子供関係のママの交際費や、ネイルなどの費用が毎月かさんでいました。

ママ自身は、自分のことだし、特にお金を使っている意識はないので、覚えていません。
確かに、ネイル行くし、バーベキューやったり、ランチしてるけど、一回の金額は大きくないし。
こんな感覚です。

自身の支出ではなく、パパへの支出は、お金を出すたびに意識しているので、記憶に鮮明に残っています。
どのくらい購入しているのか覚えているのです。
このママの場合は、購入日と量まで覚えていました。
相当パパのたばこやお酒に意識が言っていたんだろうなあと思います。

私たちは、自分のフィルターを通して、モノを見ているので、どうしても偏りが出てしまいます。
家計を正確に把握するには、まずは、支出を書き出してみることです。
そのために役に立つのが家計簿です。

先人たちの知恵。
しっかりと受け継いでうまく使っていきませんか。