簿記初級か簿記3級か?スタートするならどっち?

簿記3級は難しいのか?

日本商工会議所簿記検定に「初級」が創設されます。

現在の4級がなくなり、あらたに初級が創設されるそうです。

簿記4級が創設された時も驚きましたが、今回の初級創設にも、個人的には驚いています。

簿記初級はネット受験

ちなみに、この初級は会場でのネット受験となるそうで、PCが苦手な人は、少し触って慣れておくといいかもしれません。

40代以上の女性の場合は、PCがほぼ使えないという人も珍しくはありませんから。

PCが普及し、一般的になる前に退職して家庭に入ってたりしますものね。

難関資格簿記3級

そもそも簿記3級検定試験が、「難しい」試験に区分されなければ、初心者向け4級や初級は受験者の需要も少ないはず。

では、簿記3級は難しいのでしょうか?

ここを見ていくには、まず合格率からお伝えしたほうがいいでしょう。
(簿記3級合格率:日本商工会議所出典)

合格率
144回 45.1%
143回 34.2
142回 26.6
141回 26.1
140回 52.7
139回 54.1
138回 38.5
137回 48.0

ついでに簿記4級も見てみましょう。

144回 41.5%
143回 49.3
142回 34.6
141回 41.4
140回 37.9
139回 39.4
138回 46.0
137回 42.0

合格率は50%前後

簿記4級は合格率が3級よりも低い、もしくは同じくらい。

だいたい50%程度でしょうか。

調べてみて、私も驚きました。

難関資格に入りますね。

他資格を含めて、3級の合格率は80%程度のイメージがありますよね。

簡単に言えば、受かりやすい入門級。

その入門級である簿記4級や簿記3級の合格率がこのように低いのは、どうしてなのでしょうか。

簿記のテキストだけではわかりにくい

大きな原因として、簿記を簿記として学んでいるからと言えるかもしれません。

総勘定元帳と言われても実際に見たことがなければイメージがわきません。

テキストにイメージ図が載ってはいますが、ピンときませんよね。

実務経験がないとイメージがわきにくい部分です。

そこで、再受検者対象のリベンジ簿記3級講座では、総勘定元帳の手書き帳簿作成を行ったことがあります。

みなさん、ワイワイとかなり楽しんでいました。

実際に仕訳をきって、転記する作業を行うと簿記が分かりやすいのかなと思います。

見たことないものはイメージつきにくい

形や小切手を見たこともない人は多いでしょう。

日常生活の中では触れませんものね。

ということは、伝わりにくい部分になるわけです。

商業科の簿記テキストを拝見したら、手形と小切手の見本が巻末に挟まれていました。

わかりやすくていいですよね。

弊所では、見本図をコピーしてお渡ししています。

実際に見てみると、理解度は早まるのかなと思います。

社会科を思い出そう

学生時代は勉強好きでしたか?

何の役に立つのだろう?

そう、ほとんどの人が思っていましたよね。

でもね、役に立つのですよ。

学生時代の勉強は。

公社債と言われてもそもそも社債ってなに?地方債ってなに?

みなさん、目が点。

思い出してくださいね。

社会科で習いましたよ。

公社債って何?

えー!そんなこと習いましたっけ????

みなさん、完全に忘れてます。

見事に忘れてます。

会社の資金調達方法は3つありました。

・株式の発行
・社債の発行
・借り入れ

会社がお金を借りるために発行するのが社債でしたね。

公社債の公って?

公は、国や地方公共団体のことで、公社債というと、国債や地方債、会社の社債を指します。

公社債は、お金を借りるから借りる側は利子をつけて返済します。

例えばこんなイメージです。

私がA会社の社債を10万円購入したら、利息が付いて11万円かえってきた。

お金を借りるのはA会社です。

配当金って公社債だっけ?

社債は返すときに利息を払う。

そう理解していれば、混同しないだろうなと思うのが、配当金です。

社債と配当金が結びついちゃう人って、多いです。

配当金は株式ね。

株式ってわかるようで、なんだっけ?

こんな感じで簿記学習には社会科が関連してきます。

数学が苦手だから簿記が苦手だと誤解されている人多いようです。

しかし、実は簿記では国語力と社会科のちょっとした知識が役に立ちます。

言葉の意味がよくわからない場合は、仕訳の練習だけしても太刀打ちできないのです。

意味が分からずに仕訳だけせっせと覚えようとしても、なかなかインプットはできません。

回り道になるかもしれませんが、公社債ってなんだっけ?

そう思ったら、ググったりして理解するように努めると,逆に近道になるでしょう。

簿記は難しいのではなく、わからないことをわからない前提のまま簿記智識を習得していく学び方に、問題があるのかもしれません。

指導者側もがんばります

簿記3級は入門級です。

合格率が80%近くになるように、教えている側が、工夫を重ねていく変革期に来ているように思います。

そこで、弊所も簿記3級テキストを新しくしました。

より、わかりやすく
より、使いやすく

受講生さんたちの引っ掛かりどころをポイントとしてまとめてみました。

独自テキストでお待ちしてます。

簿記3級を一緒にまなびませんか。