家計バランスシート作成と読み取りの注意点

家計バランスシート

家計バランスシートはご存じでしょうか。

バランスシート(B/S)は、一定時点の財産の状態を表す表です。

簡単に言えば、今日作製したその表は、今日の財産状態を表しています。

ここで、もう一つクリアにしておきたい文言がありますね。

財産の状態とは何か?です。

財産とは

財産にはプラスの財産とマイナスの財産があります。

プラスの財産は、現金や預金などです。

いわゆる金目のもの。

マイナスの財産は、返済しなければならないもの。

借金です。

表を左右に分け、左側にプラスの財産、右側にマイナスの財産を記入します。

左右を相殺して、残額が純資産となるわけです。

家計バランスシートには財産を書く

家計バランスシートは、家計の財産をこの表に書き出して作成します。

財産の一覧表のようなものです。

市販している家計簿の中には、後ろの方に家計バランスシートの記入ページが設けられているタイプも見受けられます。

見たことや、記入を試みたことがありますでしょうか。

家計視点からバランスシートを考える

バランスシートは財産の一覧表なのですが、家計視点からバランスシートを眺めてみると、注意が必要だと感じる点があります。

家計バランスシート作成の目的は、わが家の財産を確認することになるのでしょうか。

資産(現金などの金目のもの)から負債(借金)を差し引いた残りが純資産であり、この金額が大きいほど家計の安全度が高い。

純資産がマイナスである、借金のほうが多い家計は気を付けましょう。

と、一般的には解釈されているような気がします。

家計バランスシート例でみてみよう

ちょっと視点を変えてみましょう。

仮に、家計バランスシート上で純資産が1,000万円だったとします。

資産から負債を差し引いた残額が純資産です。

借金より金目のものが1,000万円も多いという状態。

果たして、この家計は安全度が高いのでしょうか。

安全な家計の判断はどこ?

実は、これだけではわからないというのが私の答えです。

というのも、住宅や自家用車などをバランスシート作成時の価額で計上してしまうためです。

時価評価して計上して何が不都合?と思われるかもしれません。

時価評価して計上するのは、売却した際の換金価値を知るためです。

しかし、家計バランスシートに計上するそのような資産は、一般的には売却しません。

生活を営むために使用する目的で保有しているからです。

と、いうことは、先の純資産1,000万円というその中身が、次のようなケースだったらいかがでしょうか。

もう一つ例で考えてみよう

マイホームの資産価値(時価)が2,000万円で、住宅ローン借り入れ残額が1,000万円。

他に資産も負債もなし。

すると、預貯金ないけど、純資産は1,000万円あるという状態なのです。

どうですか?

家計バランスシートの読み取りは難しい

会計の知識がないFP(ファイナンシャルプランナー)さんが家計バランスシートを扱うには、その内容の読み取り方や、そもそものバランスシートへの計上方法などを含めて、少し難しいアイテムではないだろうかと感じます。

具体例を挙げてもう少し詳細にご紹介をしています。

FPMAG VOL23
(ファイナンシャルプランナーマガジン)

これは、電子書籍です。

スマホ等でお気軽に読めますので、ぜひ読んでみてください。