消費税10%で人生100年時代の準備を行うために必要な知識を身に付ける

2019年参議院選挙の結果が出ました。
消費税10%は実行されそうですね。

軽減税率により食料品は8%となる予定です。
しかし、外食は10%。
※テイクアウトは8%です
ここだけ切り取ってしまうと、外食なんて贅沢だから、食料品を買って家で食べなさいとでも言われているかのようです。
差額2%分を払える人だけが外食の権利を得ることができる。

卑屈な受け取り方でしょうか。

消費税が8%に上がる一年前に朝日新聞で家計ボーエイ隊を担当させていただきました。
2014年のことです。
この時に、縁あって新聞記事を読まれた方は、すでに家計改善されている。
と、思いたい。

5年ありましたから。
ここまでの準備期間。

ご縁なく、新聞記事を読んでいなかった方は、早急に取り組んでほしいと思います。
拙著「超・家計簿術」を読んでいただくのが早いかなと。
一通り、基本的なことはマスターできます。

まず、現在の家計状況がどうであれ、行ってほしいことがあります。
家計設計を支出積み立て方式からピザカット方式へ変更することです。

※支出積み重ね方式とピザカット方式の説明は、拙著をご参照ください

この際に大事なことは、収入の範囲内で将来の貯蓄も含めた支出を賄うことです。
現在の収入を今の生活にすべて配分するのではなく、将来へも配分します。
将来への配分というのは、老後資金だけでなく、子供の教育費や緊急一時資金なども含みます。

特に老後資金は、収入のあるうちに、(労働)収入のない時期への備えをするということです。
収入のある期間は実はそんなに長くありません。
大学を卒業して就職、60歳定年退職と仮定すると38年です。
それ以降の生活を同じく38年過ごすとなると98歳です。

ほとんどの方が、30代半ば過ぎごろから先を案じて貯蓄をしようかなと考えますよね。
35歳からだと、貯蓄できる期間は25年。
この25年で退職後の38年(100歳までであれば40年)分の家計を設計しておくことが求められるわけです。

となると、毎月の生活がカツカツで貯金なし。
キャッシングなどで借り入れがある。
こういう状態は、一刻も早く抜け出さないとマズイのです。

貯蓄できる期間がどんどん少なくなりますから。

そのために身に付けてほしいのが、家計管理スキルです。
消費税がアップしようが、長寿だろうが、対応できる家計管理スキルがあれば自分で調整しながら今を楽しむことができます。

ここ最近の傾向としては、
今の家計も苦しい、将来はもっと苦しくなる。
このような方が増えているのではないかと感じます。

家計管理は、
今も楽しく、将来も楽しく自分らしい人生を送るために必須の能力です。

増税
長寿
ここに、最も家計のコントロールをしにくくする仕組み、キャッシュレスが加わります。

キャッシュレスは、家計管理スキルのない人にとって、家計のコントロールをしにくくします。
家計簿アプリやクレジットカードの請求書などを家計簿代わりにしてコントロール可能だと思う人もいるかもしれません。
答えは、NOです。

クレジットカードの請求書が届いたころには、使途を忘れている支出が多くあるというのは正直なところでしょう。
家計簿アプリは、全体を見渡すことができませんから、家計管理が得意な方が使用するアイテムかもしれません。

不用意な状態でキャッシュレスに足を突っ込むと、増税、長寿に対応が難しくなる可能性が高くなります。
一刻も早く家計管理スキル(節約ではありません)を身に付けて、令和の3つのハードルをクリアしていきましょう。