貯蓄できる家計は知っている家計設計の基本ルール

貯蓄できる人とできない人の大きな差は、基本ルールを知っているか否かによります。
家計を設計するためには基本ルールがあります。
いろいろなネット記事を拝見すると、記事を挙げているFP(ファイナンシャル・プランナー)さんでも、このルール外で考えている人が多いなと感じます。
それの是非は置いておきますが、家計をコントロールして貯蓄を行っていくためには基本ルールは大事です。

貯蓄を行うための定義はたった一つしかありません。
収入の範囲内で将来の貯蓄を含めた支出を賄うことです。

収入>(もしくは=)支出(貯蓄を含む)

このシンプルな定義をどのように家計に組み込んでいくか。
ここがポイントになるわけです。

収入は貯蓄と支出に配分されます。
将来に必要となるお金を今から準備していくのが貯蓄です。
そして、今現在の生活を支えるためのお金が現在の必要支出です。

収入を現在の生活支出に多く割り振れば、当然ながら将来への貯蓄は少なくなります。
逆に、貯えばかりしていくと、今現在使えるお金が少なくなります。
現在も将来も、どちらも自分自身の大事な人生です。
どちらかばかり偏って充実させるよりは、どちらもバランスよく行ったほうがいいですよね。

そのためには、先をも見据えて今の家計を考える必要があります。
今の生活だけを見ていては、人生を通しての収入の適正配分を行うことは難しくなります。

と、いうことは、先の支出予定をあらかた考えておく必要が出てきます。
さすがに、事細かく数万円単位まできっちり試算なんてできません。
おおざっぱで構いませんから、どのようなことにお金が必要になるかみてください。

子供がいれば、大学資金が18歳時点で必要になりますよね。
持ち家であれば、リフォームや建て替えなどの費用、
自家用車を所持していれば、修理や買い替えも生じるでしょう。
忘れてはならないのが、老後資金ですね。

このようなお金は時間をかけて貯蓄をしていくことになります。
その時になればなんとかなると考える人は多いものですが、何ともならない確率のほうが高いだろうと言えます。
支出は将来ですが、現在から支出時期を想定して蓄えていく必要があるのです。

将来必要な資金が存在することがわかれば、現在の収入を配分することになります。
とくに、老後費は現役時代の収入を収入のなくなった老後に振り分ける作業ですから、現役時代にしか備えることができません。
もちろん、一生稼げれば別でしょうが。

前置きが長くなりましたが、この配分を考えるのが家計管理です。
どのように配分していくのか。
これが家計にとって大事な課題になります。

今と将来のバランスを程よくとる家計設計が必要になるのです。

現在の家計の支出配分はどのように決定していますでしょうか。
多くの家計は、支出積み重ね方式で行っています。
住居費の上に必要と思われる支出をどんどん増やしていって出来上がった家計です。

※ここでは、長くなるので住居費の家計における適正か否かのお話しは省きますね。
よかったら、拙著【超・家計簿術】をご覧になってください。

そのため、収入に比してどのように支出を組み立てるのかという検証は行っていないでしょう。
貯蓄を行うのであれば、家計の設計方法をピザカット方式へ変える必要があります。

ピザカット方式についても詳細は拙著に譲るとして、ここでは簡単にご紹介しますね。
先に述べたように、収入の範囲内で将来の貯蓄をも含めた支出配分を考えることです。
重要度の少ない支出項目は削減していくことになるでしょう。

一般的な家計記事では、ここを行っていないものが多く見受けられます。
支出積み重ね方式で家計を設計し、残金が食費などのやりくり費に充てられた話の展開です。
そのため、いくら手許のやりくり費を節約しても、貯蓄は難しいし、家計も楽にならないのです。

苦しいばかりで家計は一向に改善せず。
これでは、嫌になってしまいますよね。

いままでのやり方である支出積み重ね方式からピザカット方式へと家計設計を変えるわけですから、
そりゃ、最初少しは手間がかかります。
しかし、家計の支出配分を適正に行うことができれば、その後は習慣化して、必要があれば微調整するだけになります。

お金の心配から解放されると、心が軽くなります。
ぜひ、適正な家計設計を考えてみてほしいなと思います。