ボーナスを貯蓄するには予算立てが必須

ボーナス支給前の予算立て

家計簿歴35年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)おおきです。

ボーナスがありません!

ボーナスが支給されて1カ月もするとこう訴えられる人がパラパラ出始めます。

次のボーナスを首を長くして待つことになります。

ボーナスをどうやって残していくのか?

毎年年二回、ボーナス時期にはお届けしている耳タコのお話です。

と、言いつつも、なかなか皆さんお悩みから解放されないようですから、お付き合いくださいね。

 

 

 

ボーナスが貯蓄できない!いつの間にかない!

まず、結論です。

ボーナス支給前にやることは、予算立てです。

ボーナスがあっという間になくなってしまう人は、予算を立てていない場合が多いものです。

立てましょう!予算!

お金はそれぞれに役目を伝えておかないと、勝手にどっか行ってしまう扱いにくいタイプなのです。

しかも、勝手にどこかへ行ってしまうと戻っては来ません。

いつの間にかない。

そんな経験あるかと思います。

ボーナスの予算を立てましょう

使った感覚もなくお金がないとなると、当然ながら、お金を使うことに対する満足度も低いわけです。

生活の満足度が低いとなれば、楽しくないですよね。

東京では、通勤だけでも大変なストレス。

スマホすら取り出せないという路線もあるそうで(ご相談者さん談)、そんな毎日と引き換えに手にするお金です。

大事に、かつ、満足のいく使い方をしていきたいものですね。

さて、お金に行き先を伝えるわけですが、

あなたは、洋服代ね。

あなたは、レジャー。

こんな風に、きちんと割り振っておきましょう。

計画なしで普段持たないまとまった金額を手にすれば、コントロールが難しくなるのは当然です。

だからこそ、予算を立てて心にブレーキをかける必要があります。

ボーナスの割り振りが明確になる

ボーナスを予算立てすると、頭に描いていた青写真が崩れることがあります。

ボーナスが支給されたらあれを買おう、これに使おう。

そんな風にぼんやりと使い方を浮かべていてもわからないことが見えてくるからです。

実際に金額を書き出して整理していくと、お金が足りなくなる、何に必要かよくわかっていないなど様々な家計の問題に直面します。

ここで大事なことは、書き出すということです。

ボーナスの予算立ての前に口座を移す

ボーナス支給前に予算立てができてしまえばいいのですが、初めての予算立ては支給金額を実際に把握してからかもしれません。

その場合に大事な作業が一つあります。

予算立てをしている間にも生活は行われています。

お金を使う出来事が生じます。

ボーナスが振り込まれる口座は給料口座と同じでしょうから、適当に引き出しているうちに給料の残額とボーナスの残額が分からなくなってしまいます。

ようは、ボーナスが生活費に食い込んでしまうのです。

というのも、ボーナスが振り込まれた後は通帳残高の金額が大きくなるため、金銭判断能力が狂ってしまうからです。

予算を立て終わるまで、口座を移してしまうことをおすすめします。

ボーナスの予算立てのポイント3つ

2019年の夏季賞与時期にそろそろ入ります。

支給される前に、使途について計画を立てておきましょう。

その際に大事なことは、次の3つです。

 

・いつ

・何のために

・いくら

 

支出時期が決まっているものに関しては、何月に支出するのか(いつ)も予め書き出します。

もちろん、洋服代など時期を明確にする必要もない支出項目もあります。

こちらは、半年スパンの予算でいいでしょう。

ボーナスの予算立ては必ず書き出す


予算立てというと難しく感じてしまうかもしれません。

そこで、参考の図を載せておきますね。

このようにいつ、何の支出をいつボーナスから支払うのかというメモでいいでしょう。

慣れてきたら予算管理をする表の作成をおすすめします。

まずは、簡易で構いませんから書き出してみてください。

抜け漏れがあることを前提にしておく

ボーナスの予算立てをする際に、またポイントがあります。

キツキツに予算立てをしないことです。

キツキツにきっちりとお金を割り振ってしまうと、家計管理に慣れないうちは問題が発生します。

どのような問題かというと、支出の抜け漏れが生じている可能性があるということです。

いわゆる「忘れてたお支払い」です。

発生すれば、お金はどこから工面する?という状態になってしまいます。

そのため、わが家の支出が洗い出せるまではゆとりをもった予算立てをするといいでしょう。

ボーナスの半分を貯蓄する

ボーナスの予算立てにおいて、貯蓄も予定しておきましょう。

月の家計から貯蓄を捻出できていない場合は、少なくともボーナスの半分は貯蓄したいところです。

※家族構成、家計状況によって異なります。