赤字家計でも先取り貯金は行うべき?

赤字家計といっても、実は大きく2つに分けることができます。
一つは、過度な先取り貯金により赤字が生じている家計。
もう一つは、
収入より支出が大きく、貯金どころかお金が足りない状態の家計。

前者から見ていきましょうか。

財形貯蓄を利用して、給料から天引きするタイプの先取り貯金を行う人に見られる赤字です。
先取り貯金が多過ぎて、生活費が足りなくなっちゃうんですよね。
そこで、不足分は貯金を取り崩していたりします。
財形に貯金。
他の貯金口座から引出。
アンバランスな行為ですよね。

しかし、財形に貯金しているという安心感から、貯金を引き出している赤字家計でも危機感が薄いのが特徴かもしれません。
この先取り貯金額と引き出し額の差額が、純粋な貯金分になります。
この差額分の純粋の貯金額で、将来のための貯金が十分かどうかを検証する必要があるでしょう。

その検証に合わせて、先取り貯金の額を調整していきます。
大事なことは、貯金口座に手を付けない家計設計を行うということです。

後者の家計パターン。
収入よりも支出が多い家計です。
こちらは、家計簿をつけていないケースが多く、赤字額を把握していない、貯金を毎月いくら引き出しているのか知らない。
など、家計を一度整理する必要があります。

収入自体を把握していないこともあります。
そもそも家計は、収入の範囲内で将来分の貯金を含めて支出を賄うことが基本です。
そのためには、収入と支出を知らなければなりません。

毎月の収入
ボーナス収入
毎月の支出
年払いの支出

すべて洗い出す必要があります。
そのうえで、収入>支出(将来分の貯金も含む)の家計を作っていきます。

赤字ということは、間違いなく、収入<支出です。
簡単な節約では解決しきれない家計であると言えるでしょう。

家計改善期間は、貯金が底をつくまでのタイムリミットです。
貯金が底をついてしまえば、不足分は借金するしか方法がなくなってしまいます。
その前に、貯金のできる家計へ組み替えることが大事です。

この時、赤字家計をトントンにして、それから貯金できるようにする。
と、家計管理に自信がないと段階を経たくなりますが、これは意味がありません。
赤字家計を、黒字家計へ一気に組み替えることを考えましょう。

組み替えるときに、家計に貯金とは別に余裕分を作ることもポイントになります。
では、どのように行えばいいのか?ですが、
これは、まず収入の支出の洗い出しが先です。
そのあとに、収入の範囲内で支出を割り振ります。

赤字家計ということは、収入の範囲内に支出が収まっていないわけです。
どこの支出をどう削っていくかを考えていくためには、支出を3つ(固定費、変動費、やりくり費)に分けて、配分を確認していきます。

やりくり費に適正な金額を確保しておきましょう。
ここに無理が生じると、家計の苦しさは一向に変わりません。

そのうえで、固定費の見直しに手を付けていきます。
具体的な手順は相当長くなりますから、拙著を参考にしていただけたらと思います。
まずは、収支の洗い出し。
ここだけでも、かなり時間がかかるかと思います。
漏れのないよう、通帳や払込書などを集めて書き出してみてくださいね。

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