金融用語を不用意に使うと思わぬ痛手が

投資信託や生命保険などの金融商品がわかりにくいと感じるのは商品の仕組みだけではなさそうです。
独特の用語も関係しているでしょう。

日常あまり耳にしないような言葉が多く使われているために理解を難しくさせているのです。
金融商品販売者と同じ土俵に乗ってその難解な用語を使ってしまう人がいます。

意識しての行動ではないのでしょう。
相手が使う言葉をそのまま使っているだけで。

しかし、これには思わぬ落とし穴があるのです。

言葉というものは往々にして自己解釈してしまうものです。
住宅ローンの相談で多い勘違い事例をご紹介しましょう。

私「ここ1年間で住宅ローンの返済遅延はありませんか」
お客様「遅延はありません」

同じ人に次のように言葉を変えてみます。

私「ここ一年間で住宅ローンの返済日に返済ができずに遅れたことはありませんか」
お客様「あります。でも、3日後には払いましたよ」

これは、返済遅延というワードの解釈の相違です。
返済日に返済できなければ「遅延」になるのですが、お客様は期日過ぎてもすぐに払っているから遅延はしていない。ということなのです。

生命保険相談では特に多くなります。
そのため、弊所ではお客様の頭の中にあると思われる用語に変換してお伝えするようにしています。
大事な部分は同じことを言葉を変えて理解を確認します。

で、お客様に常にお願いをするのが次のことです。
金融商品販売業者と話をするときは、自分の言葉を使って話すことです。
ど素人なのですから遠慮することはありません。
べたべたな日常の言葉でいいのです。

生命保険であれば、例えば「死ぬまで保険料は払い続けるの?」でいいわけです。
そこを、終身だとか払い済みだとか相手の用語で話そうとするから理解度が下がるのです。
勘違いを生むのです。

自分の言葉で大事なことは相手に確認すること。

勘違い商品を掴まないために気を付けたい部分です。