小中高校における金銭教育導入への提言 5

事務所内を整理していたら、懐かしい文書が出てきました。
作成したのは、5年前くらいでしょうか。
自分の備忘記録としてここに記しておこうと思います。
なお、データーは最新のものに更新せず、あえて当時のものをそのまま載せました。

金銭教育における年齢別問題点 小学生

大きく3つに問題点を分類しました。
収入の問題・・・労働により収入を得ることがわかりにくい
支出の問題・・お金の使い方を学ぶ場の減少
収支の問題・・金銭教育題材としておこづかいの機能が不能

収入に関する問題から見ていきましょう。
かつて給料は現金支給でした。
大人が労働の対価として収入を得ることを目の当たりにしたのが給料日。

現在ではほとんどの会社が口座振り込みを利用しているのではないでしょうか。
給料日に親が現金を持ち帰るシーンを目にすることがなくなりました。

その結果、仕事をして収入を得るということが理解しづらくなっています。
・お金は湧いてくる
・銀行ATMに行けばお金は出てくる
・おうちにはいくらでもお金がある
こんな風に思っている子が少なくありません。

次に、支出の問題です。
駄菓子屋さんが激減し、子供が自分でお金の使い方を学ぶ場がなくなってしまいました。
お小遣いで購入できる単価の小さな商品と接する機会がないのです。

コンビニやスーパーなどの商品は子供にとって高額です。
身の丈以上の買い物を小さなころから繰り返し体験学習してしまう環境下にいます。

(親の監視下以外で)お金を使う機会は子供にとって貴重です。
これを買ったら、あれが買えない。
限られたお金での選択。
これを希少性と選択といいます。

何度も繰り返し自分で考えていかなければ、お金に対する判断力を養うことは難しいでしょう。

収支のバランスを考える大事な練習教材として上手く活用したいのが、お小遣いです。
金銭教育の目的を持ってお小遣いをあげるならば、親が筋の通った姿勢を見せなければなりません。

例えば、このような一貫性のない行動は、子供のマネーレッスンの大きな妨げになります。
・不足した都度補充する
・親の機嫌のいい時に急にお金をあげる
・臨時に褒美としてあげる

金銭教育の問題点・中学生 へ続く