小中高校における金銭教育導入への提言 2

事務所内を整理していたら、懐かしい文書が出てきました。
作成したのは、5年前くらいでしょうか。
自分の備忘記録としてここに記しておこうと思います。
なお、データーは最新のものに更新せず、あえて当時のものをそのまま載せました。

金銭教育の必要性を物語る背景

お金の知識がないために起る問題があります。
例えば次のようなものです。

・経済的事情による自殺
・詐欺
・自己破産
・多重債務
・貧困
・教育格差

消費者金融や信販会社から借金を重ね、返済困難になる多重債務者は相当数いると言われています。
(※現在では総量規制があるため、年収の1/3までが融資の上限となります。銀行のキャッシングには総量規制がかかっていないという新たな問題が浮上しています)

クレジットカード利用による多重債務者の増加には、次のような問題があります。

・カード発行のハードルが低い
・キャッシングの安易な利用
・クレジットの仕組みの未理解

クレジットカードでの買い物を主としている人でも、クレジットカードは三者間での契約であるなどの仕組みを理解していません。
返済が滞ったら、商品を購入したお店から催促されると思っていたりします。
もちろん、リボの仕組みも理解していません。

わからないまま便利なアイテムを利用した代償は大きいものがあります。
クレジットカードが多重債務の入り口になっている問題点はよくあげられます。
多額の借金や失業など経済生活問題を理由にした自殺は平成14年~年間約8,000人だそうです。
(出典:警視庁統計)

他にもこんな問題点が。

非正規雇用が増えていることも、見逃せません。
低収入層の増加による公的支出の増加、公的支援の縮小など負のスパイラルの増加問題です。

収入の不安定、支出のコントロール能力の欠落、労働意欲の低下などはその状態から抜け出すことが困難となるため、次世代を巻き込む恐れがあります。簡単に言えば、親の貧困がこの貧困につながるということです。
こういった状況下での生活は、暴力、低学歴、犯罪の増加といった問題も抱えます。

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