教育費の準備と奨学金の話しの入り口

奨学金の借り入れ

2017年、今年も奨学金の説明会が開かれる時期になってきました。

高校生の子供を持つご家庭では、気になる話題かと思います。

クレジットにも言えることですが、言いかたを変えるとなんだか目くらましを食らっているような印象を受けます。

奨学金もクレジットと同じで、どちらも「借金」です。

ここはしっかりと、腹落ちしておいた方がいいかと思います。

奨学金は子供が背負う借金

良い借金と悪い借金があり、なんたらかんたら。と、いう人もいます。

奨学金は良い借金か否か。

そういう議論は置いておくとして、もっとシンプルに考えましょう。

借りたら返すのが「借金」です。

奨学金は子供が返済義務を負います。

たった18歳の子が何もわからないまま、多額の借り入れを行うことになるのです。

少なくとも、保護者がきちんと理解し、子供と話をして納得の上で利用してほしいと願います。

ザル家計での奨学金利用

奨学金を借りればいいからというスタンスで、家計管理もザルなうえに、大学資金の貯蓄もしていない。

そんな家計を相談の現場では目にします。

児童手当は?というと、生活に流れてしまって残っていません。

弊所のご相談者さんの中に、大学資金をコツコツ貯めると考えたことがなかったという人が少なくありません。

ザル家計のツケを子供に負わすことは避けたいものです。

奨学金を利用しないと進学が難しいケース

一方、家計の状況によっては、奨学金なしでは進学が難しいケースもあるでしょう。

その場合も同じく、親子で話し合い、借入額等慎重に決定したいところです。

奨学金は無利子と有利子がある

日本の奨学金のほとんどは貸与型です。

先述したようにお金を借りるのです。

お金を借りれば、利子が付きますね。

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金には無利子と有利子型があります。

無利子というのは、借りたお金に利子がつかないということです。

一方、有利子というのは、借りたお金に利子がつくというものです。

利子が付けば借りたお金+利子の返済となるわけですから、借りたお金以上のお金を返済することになります。

と、いうことは、無利子の方がよさそうですね。

しかし、日本学生支援機構の事業費から見ると、平成28年度予算では、無利子が3割、有利子が7割となっています。
(出典:文部科学省 奨学金事業の充実)

無利子貸与は狭き門になっているようです。

利息の計算方法は2つ

無利子の方を第一種奨学金。

有利子の方を第二種奨学金といいます。

さて、

無利子貸与ができればいいのですが、有利子貸与となった場合に、利子について、次の選択をしなければなりません。

利息の計算方法として、固定か変動かを選択します。

利率の選択に関してはご相談の多いところです。

固定と変動の意味がよくわからないのだそうです。

そこで、シンプルにお伝えしますね。

固定というのは、利率が返済終了まで変わりません。

返済の金額は毎月一定額となります。

変動というのは、おおむね5年ごとに利率の見直しが行われます。

奨学金の利子を固定にするか変動にするのか

奨学金の返済は長期にわたります。

将来の金利はとても予測がつきません。

平成28年3月貸与終了者の固定での利率は0.16%
(出典:日本学生支援機構)

低金利の現状では、リスクを取って変動を選ぶより、固定利率を選んでおくほうが無難ではないかと考えます。
(※ご自身でご判断の上選択してください)

ちなみに、固定金利を利率固定方式、変動金利を利率見直し方式と日本学生支援機構の資料には明記されています。

今回は、種類と利息について触れてみました。

次回は、保証制度につて見ておきましょう。
奨学金の保障制度について知っておく

※この記事は2017年4月17日現在のものです。
最新の情報は必ず日本学生支援機構HPなどにてご確認ください。