財布の中に秩序を持たせる

“割れ窓理論”って、聞いたことがありますか?一枚の割れた窓ガラスを放っておくと、次々に窓ガラスが割られて、周辺の治安が悪くなるだろうという理論。
ゴミのポイ捨てと同じですね。

綺麗なところにはポイ捨てはし辛いけれども、そこいら中にゴミが落ちているような道に捨てる行為は心のハードルがグッと下がりますよね。

実は、貯められない人のお財布の中って、これと同じ現象がおきているのです。
それは、無秩序。

レシートやスタンプカード、ポイントカード。診察券や保険証、運転免許証に割引券。お財布という狭い空間に、かなり色々なものが詰め込まれています。

お札とお札の間にレシートが挟まっていることも。
このようなゴチャゴチャした環境では、レシートが詰め込まれていてもさほど気にならなくなりますし、お財布の中にいくら入っているのかも把握し辛くなります。

お金に対する意識が低くなってしまうのです。

 

お金を愛してみる

あなたの大切な人は誰ですか?一人ではなく、複数思い浮かべても構いません。
あなたの大切なその人に対して、あなたはどのような態度を取るでしょうか。

ほとんどの人は、相手を思いやり、相手のことを考え、優しく愛情溢れた接し方をするでしょう。
お金が貯まる人は、お金をそのように扱っています。
大切な人に接するのと同じように思いやりを持って扱っています。

そのため、お財布の中はすっきりとしています。お札の種類や向きも綺麗に揃えてあります。

反対に、お金が貯まらない人は、お金を愛していませんから、当然、扱い方も粗末になります。
ゴチャゴチャしたお財布の中にお金を乱雑に入れておけるのはそのためです。

お金を貯めたいと思ったら、まずはお金を愛してみましょう。
人に対して愛情を持って接すれば相手には伝わりますし、その逆もまた然りです。

お金も同じ。
あなたがお金に対して愛情を持って接すれば、お金もあなたに対して愛情を持って接してくれます。

 

居心地の良い空間を作る

愛すべきお金に気持ちよく滞在してもらうためには、空間作りが必要になります。
居心地の良い空間には長く居たいと思うでしょうし、そうでない空間からは早く去りたいと思うものです。

さっさと去られると、当然お金は貯まりません。
そこで、お財布の中を整理するのですが、その前に、あなたはどのような基準でお財布を選んでいますか?
私は、長財布にこだわって選んでいます。

新券(ピン札)を常に綺麗に入れておきたいのと、新券以外のお札もまっすぐ折れずに入れておきたいからです。
お財布の中でレシートなどに絡み、角が折れてしまったヨレヨレのお札や、財布の大きさに合わせて適当に折りたたんだお札が大切にされているとは思えませんし、居心地よさそうにも思えません。

お札が全身を真っ直ぐ伸ばしてゆったりと過ごせるような長財布を選んでいます。
お財布はお金を安全に持ち運び出来る便利なアイテムです。ただの道具と言ってしまえばそれまでですが、アイテム(道具)の使い方を少し変えるだけで、思いもかけない良い効果をもたらすことがあります。

例えば、お金に対する意識が変わって大切に扱い、使うようになるといった具合です。

 

お財布の中を整理しよう

お金にとって居心地の良い空間を作るために、お財布の中を整理しましょう。
それは、お金を貯められるお財布の使い方にもなります。

まずは、ゴチャゴチャとたくさん入ったお財布の中をすっきりとさせることが必要ですね。
お財布の中に入っているものを一旦全部取り出して下さい。

クレジットカードやキャッシュカードはよく使うメインのものだけ戻しましょう。
お財布に入れておくのは、多くてもそれぞれ2枚まで。できれば、キャッシュカードとはこの時点を境にさようならしたいですね。
財布に戻すのではなく、使わないように、どこかへしまえればベストです。

ポイントカードも、よく行くお店に絞ります。
一回行ったきりのお店や、1年に数回しか行かないお店のカードは捨ててしまいましょう。携帯しているポイントカード全てのポイント付与率を記憶しきれませんし、そもそもそこまでポイントカードを意識して保有してはいないでしょう。

ポイントを付けておかないと、“なんとなく損した気になるから”という理由では、捨てられずに溜まる一方です。ポイントはお得感があるかもしれませんが、還元率を考えると大した得はありません。
仮に100円で1ポイント付与されるとすれば、還元率は1%です。10万円使って、獲得できるのは1,000ポイント。たくさんのポイントカードで分散するよりも、よく行くお店に集約してしまった方が効率は良いと言えます。

必要であれば、免許証や保険証はお財布に戻しても構いません。

次に厳選するのは、病院の診察券。
カードポケットに余裕があれば、よく行く病院の診察券のみ戻しましょう。毎週通院しているとか、持病があって緊急にかかることが度々あるとかを基準にして下さい。歯医者や眼科など緊急性の高くない病院は、家に置いておいて、通う都度持参しても大きな手間ではありませんよね。

最後に、お金を戻します。その際に、お札は種類と向きを揃えましょう。これで随分とお財布の中がスッキリしましたね。

 

新券をストックしておく

私は、お札を入れる場所が2箇所以上あるお財布を選んで使用しています。
なぜそこにこだわるかというと、新券(ピン札)をお財布の中にストックしておくからです。
今、使っているタイプはお札を入れるスペースが4箇所あります。

ATMでお金をおろした時やお釣り等で新券が手に入れば、一万円札、五千円札、千円札を金種ごとに、一定量を財布の中に取り置いています。特別なお金としてお財布に別ゾーンを設けてストックしているのです。

では、そのお金はどうするのかというと、大切な人や大切なシチュエーションに対して使います。
知り合いのレストランへ行った時や、わがままを聞いてくれる馴染みの美容院など、相手に対する感謝や特別な気持ちを表したい時に使用しています。

自分がもらう側に立った場合に、サービスの対価としてお支払いいただくお金は、クシャクシャなお札をもらうよりも、綺麗なお札をもらった方が気持ちが良いですよね。

人とお金を愛すればこそ、気を使いたい部分としてこだわっています。
新券を使う“感謝すべき機会”が多ければ多いほど、お金の使い方の満足度は高くなります。

お財布の中に余剰資金があると、ついつい使ってしまうのではないかと思われるでしょう。
しかし、一定量の新券がいつもお財布の中にストックされていても、無駄遣いや生活費には余程でない限り、使いません。と、いうより、使えません。

“新券は特別”という心の壁がそうさせるのでしょうね。
割れ窓ガラス理論的に言うなら、ヨレヨレのお札は気軽に使えても、折れ目ひとつない新券は使うに躊躇する。
綺麗なものは浄化作用があります。
お財布の中の空気も変わってきますから、新券のストックは積極的にお勧めします。