散らかっているものはモノです

pic_c021明確なデーターは無いのですが、家計相談を通して感じるのが、「支出力」の低い人は片付けが苦手の傾向にあるということです。部屋を片す能力と「支出力」はどう関係するのでしょうか。

そもそも部屋の中に「モノ」がなければ散らかりようがありません。極端な例ですが、いま着ている服しかもっていなければ、服は部屋に散乱しないわけです。今日使うカバンしかなければ、コップが一個しかなければ。と、いうことは、必要以上の「モノ」が部屋にあるがために、コントロールしきれていない可能性が高いのです。

 

必要量を知ればモノを減らせる

「モノ」が増えていく最大の理由は、自分やわが家にとって必要な量を把握していないところにあります。仮に6畳の空間に何もおかずに生活をスタートしたとしても、気がつけば収納棚から溢れるくらいの「モノ」で、部屋の空間は占領されていきます。経験のある人も多いのでは?

意識して「モノ」の量をコントロールしないとあっという間に増えてしまいます。自分もしくはわが家にとっての必要量の簡単な目安は、収納場所に余裕があるかどうかです。

 

支出先行型と似ている思考

片付けられない人の思考は、支出先行型家計の思考と似ています。

・もう少し収入が多ければ家計が楽になるのにと思う気持ちと、もう少し広い部屋だったら片付くのにと、どちらも現在の状況を見直すのではなく器を大きくすれば解決すると思ってしまっています。

・サボってばかりいる子供の習い事など必要性が低いと感じているのに辞められない支出がある家計と、使う可能性は極めて低いのに、もったいないから捨てられずに溜まっていってしまう割り箸や使い捨ておしぼり。踏ん切りがつかない点が似ていますね。

・家計を見直したいのにどの支出を削れば良いのか分からないという人は多いです。同じく、散らかりすぎてどこから片して良いのか片し方が分からない人も。

このような家計の問題解決に「支出力」が適していましたが、実は、お片づけに関しても「支出力」は役に立つのです。

支出先行型家計の人 片付けられない人
もう少し収入が多ければ家計が楽になるのに もう少し広い部屋なら片付くのに
必要性が低いと感じているのに辞められない支出がある もったいないから捨てられない
どの支出を削れば良いのか分からない 散らかりすぎて片し方がう分からなくなる

 

「支出力」を鍛えて部屋もスッキリ

「モノ」で部屋が散らかるということは、それだけ「モノ」を買っているということです。飽和状態で散乱しているわけですから、買う必要性はもしかしたら、低かったかもしれません。散乱している「モノ」は、以前はお金だったわけですから、もう一般には使えないお金が部屋に散乱しているようなもの。要は散財です。これは、必要な量だけ買うことによって防ぐことができます。欲しいからではなく、必要かどうかを考えることによって「支出力」は高まりますし、部屋もいたずらに散らかることがなくなります。感情ではなく、勘定で判断していくといいでしょう。