本当に節約すべきものは時間

pic_g1321お金を節約したつもり

私の街にはクレープ屋は一軒しかありません。いや、あるかもしれないけど、少なくとも知っているのはその一軒だけ。定期的に全品半額セールを行うのですが、これがTDL(東京ディズニーランド)顔負けの待ち時間。「ただいま45分待ち」の、プラカードを見ても、まだ並ぶ。先日通りすがった時は、なんと1時間30分待ちでした。

単価500円程度の商品ですから、半額で250円ほどでしょう。1時間30分並んで、半額のクレープをゲット出来れば確かに250円の節約になります。しかし、もしその時間を労働に当てたとしたらどうなるでしょうか。時給1,000円とすれば1.5時間で1,500円です。

この場合の経済的損失はいくらだと思いますか?労働していれば得られるはずであったお金(1,500)から使った金額(250)を差し引いて1,250円ではありません。

労働していないので得られるはずのお金(1,500)も得られず、さらにお金(250)を使っているわけですから、損失は1,750円です。

お得な半額セールによって、実は損している事になるのです。それなら、半額セール以外の日に、待ち時間なしで500円出して食べた方が逆にお得なわけです。

 

時間も有限

このような事は日常生活の中で頻繁に行われています。TVやゲームはその代表格とも言えるでしょう。私もかつては一日中ゲームをしていても飽きませんでしたし、2時間のサスペンスドラマは大好きで何度か見た記憶のある再放送でさえ喜んで観ていました。しかし、このような生産性のない時間の使い方こそが「支出力」の向上を妨げていたのです。なぜなら、TVとゲームに費やした時間は、生活どころか自分自身に対しても何も生み出してはくれなかったからです。ただ、時間を漫然と浪費していただけ。

子供の頃に「テレビは一時間まで」とか、「見たい番組だけ」なんて親や先生に言われた記憶のある人もいるでしょう。それは、他に時間を使うと、もっと生活の満足度が高まるという理由だったのです。確かに、その言葉には続きがありました。「TVばかり見てないで、外で遊びなさい」・「ゲームばかりしていないで勉強しなさい」。他にも色々な体験ができる時間をTVなどにばかりイタズラに費やしてはもったいないというアドバイスだったのです。

外出してお金を使うよりも家でテレビ見ていた方が節約になる。と、言う人もいますが、これは楽しみの選択肢が少なすぎます。お金と時間を、お出かけとテレビのみに配分しているからです。仮にテレビやゲームに費やす時間を毎日一時間減らすと年間で365時間にもなります。しかも、二度と取り戻せない貴重な時間です。健康のためのジョギングやヨガ、読書、パッチワークや料理、スキルアップのための勉強などたくさんの事が可能なのです。これからはお金に働いてもらう事も必要ですから、投資の勉強をしておくのも良いでしょう。

お金は有限でしたね。そのため、上手に配分する「支出力」が大切でした。
同じく時間も有限なのです。無駄遣いはお金だけではなく、時間にも当てはまります。

 

時間を大事にすると「支出力」は活きてくる

無意識に消費する時間とお金から脱出し、より生活を楽しくするための時間とお金の使い方へ変えていきましょう。時間の使い方を変えると、物の見方、考え方、行動、習慣などが変わってきます。先のクレープの例で見たように、時間に対する費用対効果を考えるようになります。仮に乗りたいバスが一時間後だった場合、私はバス停で並んで待つことはしません。近くのカフェに入って短時間で可能な仕事に取り組みます。ただバス停でバスを待っているのも一時間の使い方であれば、スペースにお金を払って時間を使わせてもらうのも同じ「時間」の過ごし方。しかし、前者はお金を生み出しませんが、後者は生み出します。時間を大切にすると、限られたお金を有効に使うことにも意識が及びます。これが「支出力」を高めてくれるのです。