ボーナスは家計から切り離す
今年もボーナス時期
もうすぐ2016年冬のボーナス時期です。
待ち遠しい人も多いのではないでしょうか。
夏のボーナスをすぐに使い果たし、ずっと待っていた。
なんて声もあるくらいで。
ボーナスをどう使う?
さて、ボーナスですが、家計の中でどのような位置づけになっていますか?
拝見する家計の中には、ボーナスのほとんどがあらかじめ支出で縛られているケースがあります。
・住宅ローンやカーローンなどの返済
・固定資産税
・住民税
など、すでに行き先が決まっているのです。
まさに、右から左。
このように、ボーナスを当てにして先に支出をしてしまうと危険です。
万が一その支出総額に満たない支給額であった場合に、貯金を取り崩すなどで資金を確保しなければならなくなるからです。
毎年支給されると限らないのがボーナス
ボーナスは業績連動型の給付であるケースが多いですね。
そのような場合は、昨年度の実績をベースに、今年もこのくらいはもらえるだろう。と、思っていると危険です。
※会社によって規定が異なります。自社の規定を確認してみるといいでしょう。
ボーナスのような臨時収入は、必ず支出しなければならないような項目の財源に充てないほうが安全です。
お金は2つに分けられる
生活に係る支出は大きく分けると2つに大別できます
・生きていくためのお金
・生活を豊かにするためのお金
前者は、家賃や食費、日用品費など基本生活費です。
後者は、レジャー費や装飾品などです。
お金の振り分けには順番がある
毎月の収入で、まず賄っていくのが「生きていくためのお金」です。
賄いきれずに、ボーナスをそこに組み込んでしまうと、先述したように誤算が起こった時にどうにもいかなくなってしまいます。
ボーナスなどの臨時収入は、「生活を豊かにするためのお金」に割り振っておくほうが安全です。
このことを念頭に入れて、ボーナス前に家計を再チェックしてみてはいかがでしょうか。